高校生を題材とした作品で若者に人気の漫画家高橋ヒロシさん(42)の原画展「クローズ&
WORST世界展・2008」が20日から福島市のコラッセふくしまで開かれる。高橋さんは福島県
会津坂下町出身で、地元ファンが企画した。高橋さんの初の原画展とあって前評判が高く、
前売り入場券は既に約2000枚が売れた。
高橋さんは会津坂下高を卒業後、漫画家を目指して上京し、1989年にデビューした。
不良男子校が舞台の「クローズ」は90年に月刊少年チャンピオンで連載を始め、単行本の発行が
3000万部を超える大ヒットとなった。現在は同誌にクローズの続編「WORST」を連載している。
原画展では、初公開の貴重な原画50点を含む約100点を展示。WORSTの最新作の下書きから
完成まで一連の過程を、実際の原稿を使って紹介するコーナーも設ける。
原画展のために高橋さんがデザインした、登場人物が白虎隊にふんするフィギュアも会場で
販売する。
原画展を企画したのは福島市で玩具店「トゥーピース」を営む寺島英樹さん(42)。作品の
ファンという寺島さんは、福島から実力のある漫画家が生まれたことを知ってもらおうと、
昨年6月から、原画の使用権を持つ秋田書店などと折衝を重ねてきた。
高橋さんは当初、「漫画を読んだことのない人が原画を見て、ただの不良漫画だと誤解する
心配がある」と難色を示したが、粘り強い交渉の末、「自分の作品が地元に貢献できるなら」
と了承したという。
寺島さんは「今後も高橋さんと協力し、福島の活性化につながるイベントを開いていきたい」
と意気込んでいる。
原画展は23日まで。入場料は高校生以上800円、65歳以上と中学生以下は無料。全国から
ファンが集まると予想され、状況次第では入場制限を行う。
河北新報
http://www.kahoku.co.jp/news/2008/03/20080310t55010.htm 依頼
http://news24.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1201939859/661