今敏監督さん、デビュー10周年を感謝で祝う個展「十年の土産」
「東京ゴッドファーザーズ」など数々の作品で映画賞を受賞したアニメ映画監督の
第一人者・今敏(こんさとし)監督の個展「十年の土産」が3月1日より、新宿眼科画廊
(新宿区新宿5)で開催される。
同展は、これまで今さんが映画のために制作した版権イラストをはじめ、スケッチや
私的なイラストなどを一挙に展示するもの。同担当者は「監督デビューして以来10年間、
映画制作を続けてこられたことに感謝を込めて本人が主催する『道楽イベント』」と話す。
会期中は、過去タイトルのDVDや関連書籍、展示物の一部販売を行う。最新作の発表や
ゲストを迎えての連続トークイベント(同8日〜)も。
1963年北海道出身の今さんは、武蔵野美術大学卒業後、漫画家として単行本「海帰線」
(講談社刊)などを出版。その後アニメ業界に活動をシフトし、 1998年に「パーフェクトブルー」で
監督デビュー。これまでに監督した作品はすべて世界的な賞を受賞しており、筒井康隆さん
原作の最新作「パプリカ」(2006)でも「ニューポート・ビーチ・フイルム・フェスティパル」
(アメリカ)など、数々の賞を受賞した。
現在は監督業のかたわら、NHKのテレビ番組「デジスタ」のキュレーターや「アートカレッジ神戸」の
講師を担当。今年4月から武蔵野美術大学・映像学科の客員教授に就任予定。
開催時間は12時〜20時(初日のみ18時まで)。3月12日まで。
(※記事中の電話番号省略)
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