【インタビュー】「EVE The Lost One」のシナリオを担当した直木賞作家・桜庭一樹氏、小説への思い語る「恋愛は犬のフンみたいなもの」

養父と娘の禁断の関係を描いた「私の男」で第138回直木賞を受賞した作家の桜庭一樹さん。桜庭さんは、
アニメマンガの無料情報紙「まんたんブロード」27号（06年8月25日発行）のインタビューで、初の本格的
恋愛小説となった「少女七竈と七人の可愛そうな大人」について語っている。受賞を機に、桜庭さんが小説
への思いを語ったインタビューを再録する。（聞き手・三村美衣、構成・渡辺圭）

--ミステリーやSF以外では初の大人向け小説ですね。

桜庭　ライトノベルだから、一般書だからといって書き方を変えている部分はあまりありません。ただ、父親は
権力の象徴として悪者にも人間的にも書けるのですが、母親の人間的な弱さやドロドロした部分だけは、
読者を傷つけるような気がしてこれまで書かずに来ました。

--ヘビーな恋愛小説です。

桜庭　恋愛小説も苦手でしたね。ところが、掲載誌の「野性時代」の担当者と恋愛論になり、「恋愛小説はきれい
だけど、実際の恋愛はそういうものではない。始めたくて始めるのではなく、ぶつかっちゃったので、仕方なく
続けていく人間関係なのではないか」って言われました。それを聞いて「ああ、恋愛って道に落ちていた犬のフン
みたいなものだ」って思ったんです。歩いていたら犬のフンを踏んでしまった、だけど用事があって急いでいる
ので、気になって仕方がないけど、そのまま歩いていく。例え洗い流しても、犬のフンを踏んだ靴だという記憶は
消せない。恋愛ってそういう嫌な面、どうしようもない面があると思ったら急に目の前が開けた。それで、七竈の
母の若いころを描いた導入部「辻斬りのように」を書きました。

--「辻斬りのように男遊びをしたいな、と思った。ある朝とつぜんに。」強烈な書き出しですね。

桜庭　人間は誰もがちょっと道を踏み外してしまうことってあると思いますが、この母はそのちょっとが極端で、
そのままガタガタと崩れ落ちていく。大胆でうらやましいキャラクターで、とても書き易かったですね。ただ変わった
母娘がメーンなので、読者が感情移入しにくいと思い、七竈の後輩を普通の女の子として登場させました。
エキセントリックな人を端から眺めるような凡人の視点は必ず作るようにしています。

--各話で語り手が変わります。

桜庭　「辻斬りのように」を書いたら、こんな母がいたら娘はどう育つのだろうという疑問が自然と浮かび、母と娘と
いう縦の女のつながりを書きたいと思って、すぐに第1章の「遺憾ながら」を書きました。それから最終話を決めて、
間を埋めていったんですが、高校生の七竈では見える世界が限られるので、大人の視点を導入することにしました。
（中略）

>>2へ続く

◇プロフィール
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/images/20080119mog00m200001000p_size5.jpg
桜庭一樹　作家。99年、「ロンリネス・ガーティアン　AD2015隔離都市」（エンターブレイン）でデビュー。
代表作に「砂糖菓子の弾丸は撃ちぬけない」「ブルースカイ」（早川書房）など。

まんたんウェブ
http://mainichi.jp/enta/mantan/news/20080119mog00m200003000c.html

--七竈の趣味が鉄道模型というのもユニークですね。

桜庭　住んでいる人が相互監視をしているような地方都市の箱庭的な閉塞感があって、その中に家族という箱庭が
あって、そこにさらに鉄道模型というミニチュアな世界がある。これはロシア人形のマトリョーシカのような箱庭連鎖
の象徴です。ドールハウスが趣味でもよかったのですが、美少女とのギャップが欲しかったので鉄道模型にしました。

--雪風という少年との関係は？

桜庭　思春期のころって、少女は少年のことを神々しい存在として見ている。それはあの世代特有の異性との距離感
の表れで、大人になると距離が近くなり、やがて異性という存在をどこかなめるようになってしまう。雪風という名前は
神林長平さんのSF小説「戦闘妖精雪風」（早川書房）からの引用ですが、どこか現実味がない物語的な名前で、
過去の記憶の中にだけ存在するきれいな少年にぴったりの名前だと思いました。

--物語の最後で、七竈は少女期の感情と決別するわけですね。

桜庭　そういえば、女の子が成長し、少女というロールプレーを降りる部分まで書いたのもこれが初めてですね。

--マフラーの赤など鮮烈な色彩が印象的です。

桜庭　「GOSICK」（富士見書房）では、モノクロームの世界を作って、巻が進むに連れて紫と緑が混ざっていくという
イメージを、イラストレーターの武田日向さんと一緒に考えましたが、「少女七竈」ではモノクロームの世界に最初から
赤い七竈の実という色彩のイメージが浮かび、キャラクターが決まりました。プロットやキャラクターよりも先に色彩
という感じで、犬のフン→恋愛→母娘→七竈と決まっていきました。

--今後の予定は。

桜庭　東京創元社から冬に「赤朽葉家の伝説」という本が出ます。ミステリー的な要素もありますが、大河小説といった
面が強い物語です。鳥取の旧家を舞台にした祖母、母、娘、三代の女たちの人生と、60年前に目撃された飛行人間の
謎がテーマですね。そのほか「GOSICK」の長編が冬に刊行予定で、ジョン・ディクスン・カー（米の推理作家、06〜77年）
生誕百年のアンソロジーにも参加します。冬にかけていろいろと出ますので、よろしくお願いします。
（「まんたんブロード」27号　06年8月25日発行より）

あんな糞シナリオ書いた奴が直木賞とは、世の中分からんものだな

恋は石ころよりも溢れてると思っていた
なのにダイアモンドより見つけられない

この人がＥＶＥシリーズの戦犯ですか

>>3
お前が小説書けば直木賞取れるんじゃね(笑)

バースト原理主義者です(´･ω･｀)

ADAMの人が芥川賞を取るのはまだですか

剣乃じゃないＥＶＥはＥＶＥじゃない

スネーク編
開始20秒でスネークの正体が分かるのが悲しかった

おまいつな日常を文学的に描ければ十分芥川賞。

　バーストと出来の差を比べると剣乃の実力は直木賞作家より遥かに
上だって事だよなあ。小説の世界で比肩し得るのは巨匠クラスぐらい
だな。

「マーメイドの季節」はマジで最悪のシナリオだったのに……。

サターンのワーストゲームはまさにこれ

これ単体だけならともかく
以降の作品にまで悪影響を与えまくったんだっけか
カスじゃん

Lost oneってパソコンのボタン一つで世界中にウィルス（コンピューターのほうじゃないよ）ばら撒いたり、
砂漠のテントでそのワクチン開発したり、そのワクチンが即時世界中に供給されたりしたアレか・・・

おまえのせいか

ゲーム屋以下のシナリオしか書けない奴が直木賞とは・・・

成長したととるか、ゲームの仕事なんかまじめにやってなかったととるか。

Fateの人はいつ賞をとるんですか？

シナリオが糞だったんじゃなくて、斬新なシナリオの内容を理解しないで
的確にゲーム化しなかった制作スタッフが糞なのだろう。

>>18
芥川賞も直木賞も、貰ったからって今後の作家人生が約束されたわけじゃないんでしょ？
昔そういう記事を読んだ事あるよ。
かつてはどっちかの賞を貰ったけど、その後全く鳴かず飛ばずで
工事現場のバイトに成り下がるくらい食うに困った話。
そんな名誉オンリー的な賞でやっかむ事はないんじゃないの？

>>21
苦しすぎるな

ゴシックは好き

今後の作家人生が約束されるぞ。

この人にミステリー書かせちゃ駄目だろｗ

ラノベ書く奴なんてlost one程度のものしか書けないって事か。

違う違う。Lost One みたいな糞シナリオ書きも、頑張って書き続ければ直木賞作家になれるってことｗ

おー
あの糞シナリオ書いた作家だったのか〜

>>28
アニメやラノベぐらいしか手を出さない奴って俗だから権威に弱い。

EVEはTFAの方が酷くないか？
完結はしないし
まりなが麻薬王って設定には笑ったぞ

とったもん勝ちな訳さ

金返せゴミ作家

TFAは既に誰もEVEに期待してなかった時代の産物だからな
見えてる地雷に突っ込んで文句言う奴は少数

JOJOのセリフみたいだな。

「恋愛なんてなぁ〜…道端に転がる犬の糞に匹敵する物の考え方だぜェ」みたいな

Lost Oneをやったらガッカリした記憶があるな

普通の神経の持ち主なら暗黒史として封印するだろ？何考えてるの？

桜丸の名は暗黒史らしいな

まりなが実は麻薬のボスで、世界が泣いても私さえよければには、凹んだ
今までの護衛とかが全て崩壊

>>39
マジでそんなシナリオなのか・・・。
Lost Oneで見限って正解だな

普通にロストワン書いた時より成長したって思えばいいじゃん

ロストワンの酷さは伝説だけどな

>>39
EVEはバーストエラーが最初で最後。

今やるとちょっと古い感じもするけど、
声優が豪華だからそれで楽しめる人ならやって損無し。

脳が腐ってんなコイツ。

>>28
今回の一件は市場に対する活力剤みたいなもんだよなぁ
予めこの分野の人間に受賞させる事を決定した上での選択と言うかさ
それを念頭に置いて考えると、彼に白羽の矢が立ったのも納得出来るんだよね

って勢いで書いちまったが彼じゃねーよ、女だったっけかこの人

ラノベ業界への影響力を強めたいのと
出版社がラノベ業界への箔付けを願ったという利害が一致したという事か

七竈は好きだ

ttp://www.ideaf.co.jp/news/news_080122.html

隠れた名作

ロストワンやったはずなのに、記憶から完全末梢されてる。
あまりの内容に脳が受け入れ拒否したのかもしんね