文化庁は優れた劇場映画、記録映画(ドキュメンタリー)、アニメーション映画の振興の
ために行っている平成20年度文化振興費補助金の補助金額の算出方法の変更を発表した。
平成20年度文化振興費補助金は、劇場映画、ドキュメンタリー、アニメーション映画を
対象に、映画芸術の水準の牽引力となる作品の補助金を出すものである。
アニメーションの公募対象は1時間以上の長編アニメーションのみとなっている。
しかし、補助対象作品は1000万円以上のB区分から、8000万円以上のA区分、
2億円以上の特別区分まである。このため自主企画作品から大規模な商業映画まで、
幅広いアニメーションが補助の対象になる。
今回の補助金額の変更点は、昨年までの「映画製作費の1/3以内、自己負担金額を超えない」
に替わって、特別、A、Bに応じた定額制となったことである。新たしい補助金額は
特別区分で5000万円、A区分で2000万円、B区分で300万円、と全経費の25%〜30%が上限となる。
アニメーションの公募は3分野「意欲的な企画作品の映画の製作」、
「新人監督やシナリオ作家を起用した映画の製作」、
「地域において企画・制作される映画の製作」に分かれている。
さらに「意欲的な企画」は、オリジナル脚本作品と国際共同制作に分かれており、
公募作品が国の目指す創造性の高い作品や国際共同製作の振興に沿ったものであることが判る。
募集期間は第1回が1月7日から始まっており、1月11日に締め切られる。
また、今年の7月14日から18日まで第2回の募集が行われる。
募集作品は、平成20年4月1日から平成21年3月31日までに、
試写会(0号・初号試写等を含む)が行われることが条件となる。
animeanime.jp
http://animeanime.jp/biz/archives/2008/01/20.html 文化庁
http://www.bunka.go.jp/ 平成20年度文化芸術振興費補助金
http://www.bunka.go.jp/geijutsu_bunka/eiga_eizou/sien/20_hojokin_boshu.html