NCsoftといえば,「リネージュ」「リネージュII」「ギルドウォーズ」など,オンラインゲーム市場で重要な
意味を持つタイトルをリリースしてきた大手ゲームパブリッシャだ。
だが,その認識を少し変えねばならないときが近づいているのかもしれない。
NCsoftは,「City of Heroes」と「City of Villains」の知的財産権を獲得し(関連記事),Sony Computer
Entertainmentと業務提携し,コンソール市場への本格的な参入を発表した。
だが,この2か月で株価は半分ほどの価値になっており,投資家達は同社のゲーム関連での大きな
動きに対し反発しているようだ。
そんな状況もあってか,NCsoftはゲームとは関係のないオンラインサービスへの投資を始めている
ようで,ソーシャルネットワーキングサービスなどを提供するopenmaru studioを開設している。
海外の情報サイトNext Generationによると,NCsoft CEO TJ Kim氏は,「ゲームの次はインターネット
が夢」と語っており(インターネットだけでは漠然とし過ぎているが),openmaru studioはその最初の
ステップなのだという。Kim氏は今を遡ること2年前,2005年にはすでに,ポータルによるインターネット
サービスの展開を示唆しており,この方向転換は予定通りの動きだと考えられる。そして,ゲーム関連
の業績が落ち始めたことで,それがより顕著に見えるのだろう。
とはいえ同社は,「Richard Garriott's Tabula Rasa」のサービスを始めたばかりであり(日本サービス
は2008年),FPS「Point Blank」,オンライン横スクロールRPG「ドラゴニカ」,MMORPG「Aion: The
Tower of Eternity」など,多様なタイトルがこの先控えていることを考えるに,我々ゲーマーが同社の
急激な変化を肌で感じるのは,これらのタイトルが無事軌道に乗ったその後になると思いたいものだ。
4Gamer
http://www.4gamer.net/games/042/G004287/20071127009/ ∩___∩ ヽ ヽ 、
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