尼崎市のまちづくり会社「TMO尼崎」は20日、森永製菓のチョコレート菓子のキャラクター
「キョロちゃん」の絵柄付き湯たんぽを同市で売り出した。湯たんぽ自体は、同市の金属加工会社
マルカの製品。同市に工場がある森永製菓のキャラクターを使うことで、「尼崎でものづくりをする
企業同士が手をつないだ新商品」を実現した。近くインターネット販売も始める予定だ。
TMO尼崎は阪神尼崎駅周辺の商店街などが出資した会社で、尼崎らしさがあふれる企業や
尼崎の逸品に「メイドインアマガサキ」の認証を与えてきた。03年から131の企業や商品を認証。
さらに新たな魅力ある商品を発信しようと、認証済みの企業による商品の共同開発を働き
かけてきた。
今回は、環境にやさしいと人気が復活しているマルカの湯たんぽとの連携を、TMO尼崎側が
森永製菓に相談したところ、キョロちゃん使用の了承を得たという。同製菓は、塚口工場が
メイドインアマガサキの認証を受けている。
湯たんぽは横約25センチ、縦約30センチの長円形で、チョコレート色のプラスチック製。
70度以下の湯を入れて使う。本体と布製カバーにキョロちゃんの絵柄がプリントしてある。2700円。
TMO尼崎の伊良原源治取締役(58)は「かわいらしい絵柄で親しみやすい。おじいさん、
おばあさんから孫へ、反対に孫からの贈り物などにしてもらい、会話のきっかけにもなれば」
と話している。
三和本通商店街と尼センデパートにあるメイドインアマガサキショップで販売する。
asahi.com
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