【テレビ】フジテレビのドキュメンタリー番組で「腐女子(オタク)」特集― 11月22日放送
録画を今やっと見た。
腐女子に対する愛は欠けていたが、理解しようとする姿勢は有ったが、
隔靴掻痒という漢字でもどかしさの残る内容。
どうも、この番組スタッフは、栗本薫…じゃなかった、
中島梓の「コミュニケーション不全症候群」くらい読まなかったのか?
腐女子が男同士の恋愛を好むのは、それが打算の無い「純愛」だから。
(「生産的じゃない」と書いてたアンケがあったね)
現実の恋愛は、女性としての商品価値を高めて、
良い男に好まれることを競う、自由競争市場。
腐女子たちは、そこで高値をつけて売られる商品であることを拒否している。
(あるいは、拒否したいと思っている)
非情な世の中の仕組みを喝破した先覚者であるとも言えるし、
覚悟の決まらない、成熟を拒否したお子様ともいえる。
ナレーターは「わからない」を連発していたが、
番組内で引用される腐女子のアンケート回答は、みなその筋で読みとける。
男女平等に繋げるのは、当たらずと言えども遠からずではある。
積極的に不平等と戦うのがウーマンリブとすれば、
単に不平等から逃げ出して新天地を求めるのがボーイズラブだな。