11月13日に発表されたタカラトミーの中間決算が好調である。
同社は10月16日に商品販売の好調を理由に平成20年3月期中間決算の業績予想を上方修正していた。
しかし、今回発表された決算は、売上高、営業利益、経常利益、当期純利益全てが
修正後の予想をさらに上回った。
連結中間売上高は前年比7.0%増の882億2100万円、営業利益は19億7600万円(同29.3%増)、
経常利益は20億3000万円(同12.3%増)、当期純利益は18億4700万円(同163.2%増)である。
今期は昨年まで連結対象であったゲーム関連のアトラス(前期売上高65億円)が、
連結対象からはずれている。このため期初予想では売上高は前年比マイナスを予想していたが、
結果的には売上高で前年を上回った。
業績好調の理由は定番商品の健闘、『ポケットモンスター』や『トランスフォーマー』などの
キャラクター玩具の好調、任天堂関連の取り扱いを行うトイズユニオンの売上拡大などである。
定番玩具で好調だったのは、プラレール、リカちゃん、それに「ハイパーブルーポリス」
「すいすいETCドライブ」が好評だったトミカである。
キャラクター関連商品では、『ポケットモンスター』と輸出を中心とした『トランスフォーマー』が
大幅に売上を伸ばした。両作品とも劇場映画が大ヒットになったことの連動効果が大きかったとみられる。
またポケモンはゲームソフトもヒットしており、一連の人気がキャラクター商品にも及んでいることがわかる。
しかし海外事業は、ヨーロッパで超難解パズル「EternityU」、プリスクール商品が堅調だったが、
カプセル玩具事業の収益悪化で増収減益となった。
また北米はこれまで北米事業を牽引してきた『きかんしゃトーマス』のライセンス使用許諾期間が
終了したため大幅な減収となり営業損失に転じた。アジア地域も増収減益であった。
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http://animeanime.jp/biz/archives/2007/11/post_241.html タカラトミー
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