【漫画】難解で読まれない仏作家の名作長編小説「失われた時を求めて」 コミックで完売

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1あやめφ ★
“不読”の名作が完売御礼!? 不朽の名作といわれながら、難解すぎて“読まれない作品”の
代表格とされるフランス人作家、マルセル・プルーストの長編小説『失われた時を求めて』。
そのコミック版(白夜書房)が11月20日に発売されるが、初版はすでに予約分だけで完売状態。
大胆に要約された文章としゃれたイラスト…。古典新訳ブームに続き、翻訳コミックも古典の
新しい読まれ方となるか?

「この作品は“言葉の怪物”。原典を読むのは地図なしで深い森に迷いこむようなもの」。
コミック版の日本語訳を手がけた学習院大学フランス語圏文化学科の中条省平教授は
こう解説する。

1913年に刊行された同作の特徴は、7編にも及ぶ物語の壮大さと文章の異様な長さ。
「眠りにつく男がいかに寝返りをするのか」について30ページも描写されている。

物語は主人公の「私」が、マドレーヌをお茶に浸して食べるシーンを基点に展開する。「フランス
社交界といった舞台背景や、過去と現在が交錯する時間感覚などが理解しにくい。日本では
研究者や文学愛好者しか読まない。フランスでも読破した人は少ないはず」と中条教授。

こうした状況を一変させたのが、98年にフランスで発売されたコミック版だ。アート・
ディレクター、ステファヌ・ウエさんが絵と翻案を手がけ、フランスの漫画出版社・デルクール社
から刊行された。

「古典の冒涜」と批判される一方、徹底した時代考証によるイラストと原典の世界観を壊さない
編集が「新解釈」と評価された。中条教授は「物語を視覚化させたことで、骨格が浮かび上がった。
プルーストに近づく最適なガイドブック」と話す。

日本語版は、第1編第1部をオールカラー80ページで出版。初版5000部は予約完売状態で重版を
検討中。『カラマーゾフの兄弟』に代表される古典新訳ブームのなか、新たな潮流になる予感も。

白夜書房の担当者、榎本統太さんは「コミックという古典への入り口は今の時代に合って
いるのでは」と話している。

MSN産経ニュース
http://sankei.jp.msn.com/culture/books/071110/bks0711101802008-n1.htm
http://sankei.jp.msn.com/photos/culture/books/071110/bks0711101802008-p1.jpg
2なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 01:01:23 ID:iWFVe0Om
まぁ、学生が卒論書くときに読むくらいしか需要がないだろうな。
っていうか、昔マルグリット・デュラスの本読んだけど翻訳が最低だったぞ。
機械翻訳にかけたのかよ!ってくらいひどかった。
3なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 01:05:20 ID:gH8v6+LM
絵柄が飛行機なんかについてる「緊急の際には」の小冊子に出てきそうな感じだが。

フランス人がいいって言うんだから、別に日本人がとやかく言う事でもないか。
4なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 01:31:49 ID:WWDgP+/M
やっぱ外国人の描く漫画は日本人には奇妙に見えるな
5なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 02:43:54 ID:9bn5A9VD
じゃあ、いとうのいぢ先生絵のほうおながいします。
6なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 03:26:20 ID:9bn5A9VD
パッと見の印象だが、

うだうだ言ってるけど結局くだらねぇ、
これを読んで失われた時を返してくれといいたくなりそうな内容っぽいな。
7なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 03:29:46 ID:F2V6+zS5
>2
文学系ってなんであんなに翻訳すごいんだろうな、、、
正直金出して買うレベルじゃない
8なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 03:48:33 ID:wrl5spAV
アッー!
9なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 03:56:20 ID:9bn5A9VD
このマンガのオレ的イメージ : 名探偵ポワロ
10なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 08:33:07 ID:Fbox9Cvz
>>7
文章って文体自体が芸術だったりするから、意訳しちゃうともはや別作品になっちゃう。
文学系は特にそう言う変質をいやがるから、機械的な翻訳になっちゃうのでは?
まあ、言語が変わっている時点で、そう言った魅力はほとんどスポイルされているとは思うが。
11なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 09:43:24 ID:3t7n310t
漢文の書き下し文以来
機械翻訳は日本の伝統
12なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 10:12:53 ID:t263KtjW
>>10
いや、そういうこともあるんだけど、結局は他の文学研究者の目があるからだよ。
読みやすい翻訳にすると、「読者におもねった内容だ」とか、「ちゃんと訳せてない
じゃないか」と言われて袋叩きにあう。翻訳者は、一度そう言われると、仕事を
失うから、難解な文章にせざるを得ない。
13なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 10:23:33 ID:R12x7uRG
面白いのコレ?
学生時代にちくま文庫版や集英社の抄訳版を読もうかなと思ったけど
結局手を伸ばさなかった。

つか、白夜書房ってメガストアとかパチンコ雑誌の出版社だよな?
14なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 11:28:32 ID:cVSrTdtT
ネコも不読と呼べるのかどうかわからんが難解だな。
日本語で書かれているのに日本語で読めない。
誰か日本語訳を書いてくれないものか。
15なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 12:59:57 ID:F2V6+zS5
>10
>12
うーん、なるほど、、、ただ、あそこまで文章すごいと
直訳過ぎて意味がわからなくなるし、こんなのに金払ってるのかと
思うと気分悪くなるんだよなあ、、、、
16なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 13:29:45 ID:2g/g4Bts
ただ単に、頭良さそうに見せたい似非知識人御用達の本を、わざわざねぇ…。

バブル期にそんな人をたくさん見かけたよ
17なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 13:32:15 ID:bJdcogb/
>>13
野球雑誌も出してる
批評系のマニアックな部類だけど
18なまえないよぉ〜:2007/11/12(月) 16:18:37 ID:ukac9sdR
仏教の説話か何かかと思った
19なまえないよぉ〜
失われた狂気を求めて、、、はソードワールドか