全国のゲームショップ約2000店が加盟する日本テレビゲーム商業組合主催による第6回ゲームズ
ジャパンフェスタ 2007。例年までの大阪会場に加え、今年は首都圏での開催も予定されると
なっているが、2007年11月10、11日の両日には、大阪・ATCホールにてゲームズジャパンフェスタ
in 大阪が開催された。
今回のゲームズジャパンフェスタでいちばん目立っていたのは、やはりWiiだろう。会場では
メーカーの垣根を越えてWii用タイトルがずらりと並び、充実のタイトルラインアップをアピールした。
なかでも注目を集めていたのは、12月1日に発売を控えた『Wii Fit』で、一般ユーザーが体験できる
本邦初(!)の機会となった。Wiiタイトルとしては最大となる4台の試遊台が設置され、カップルや
家族連れが楽しそうにバランスWiiボードに乗る姿が見られた。
マイクロソフト陣営は、サードパーティータイトルを含む最大の13タイトルをお披露目し、年末の
豊富なタイトルラインアップを反映するかのような出展内容となった。大阪のゲームファンを
喜ばせたのは何といっても『ロストオデッセイ』のプレイアブルでの出展だろう。ゲームズジャパン
フェスタ in 大阪では4台の試遊台で展開された。出展されたロムは坂口博信氏が東京ゲーム
ショウ 2007で披露したデモプレイバージョンがベースになっており、ゲーム中盤のイプシロン山脈
での戦闘などをプレイできた。
もうひとつの新世代機であるプレイステーション3陣営は、ソニー・コンピュータエンタテインメントの
参加がなかったために、まとまった形での出展は見られなかったが、サードパーティーがそれぞれ
自信作を投入し、要所で存在感を放っていた。その筆頭格は『メタルギア ソリッド 4 ガンズ・オブ・
ザ・パトリオット』だ。会場では大画面のモニターで東京ゲームショウ2007バージョンの最新映像と、
日本のゲームファンには本邦初公開となる英語版による実機でのデモ映像を披露。
もっとも出展タイトルが多かったのは、言うまでもなくニンテンドーDS用ソフト。『マリオパーティ8』や
最大60分の待ち時間を作った『ドラマチックダンジョン サクラ大戦〜君あるがため〜』など31本が
出揃った。ニンテンドーDSでの注目株はスクウェア・エニックスで、『ドラゴンクエストIV 導かれし
者たち』と『ファイナルファンタジーIV』が揃い踏み。さらには『テイルズ オブ イノセンス』も長い
行列ができており、日本を代表する3大RPGシリーズが出揃った感があった。
また、最近好調ぶりが目立つPSPは、『スターオーシャン1 ファースト ディパーチャー』や4台の
試遊台を擁した『サイレントヒル ゼロ』、発売されたばかりの『悪魔城ドラキュラ X クロニクル』
などが目を惹いた。会場では8本のPSP用ソフトを見ることができた。
Wiiとプレイステーション3という新世代機の発売直前だった前回に比べると、さすがにおとなしめな
印象があった今年のゲームズジャパンフェスタ in 大阪だが、タイトルラインアップに関して言えば、
間違いなく昨年よりも充実。各陣営ともバランスが取れた出展内容となっており、“実りの年末商戦”
を先取りするにふさわしい今回のイベントとなった。なお、千葉県・幕張メッセでのゲームズジャパン
フェスタ in 幕張は11月24、25日の両日を予定している(マイクロソフトなど数社は大阪会場のみ
での出展となっているのでご注意を)。
ファミ通.com(一部略)
http://www.famitsu.com/game/news/1211859_1124.html http://www.famitsu.com/game/news/__icsFiles/artimage/2007/11/10/pc_fc_n_gn/gjf009.jpg Games Japan Festa 2007
http://www.games-j.or.jp/festa/2007/