総合エンタテイメント企業のウェッジホールディングス(ウェッジHD)は、平成19年9月期の
通期連結決算の下方修正と特別損失の発生を発表した。
新しい業績予想では33億円の連結売上高は25億9300万円に、3300万円の営業利益は
2億6500万円の赤字に、3300万円の経常利益は2億7300万円の赤字となる。
さらに2100万円とされていた当期純利益は5億2500万円の赤字となる。
連結売上高と利益の下方修正の主な原因は、同社が製作出資を行ったコンテンツでの
ライセンス収入が当初の見込みに達しなかったことと、物販事業での商品在庫が拡大した
ためである。
ウェッジHDのコンテンツ事業投資は大型アニメ番組、物販事業は海外キャラクターの輸入
販売が主体となっていた。
この結果コンテンツ資産の減損処理を行ったほか、今後収益が見込めないとされた固定資産
の減損処理も行った。連結での特別損失は3億3000万円に達した。
このほか個別決算では、関係会社株式評価損が約2億4600万円、関係会社貸倒引当金の
繰入が約1億3400万円など、6億6000万円の特別損失が計上されている。
ウェッジHDは今回の業績下方修正を受けて、抜本的な組織体制の見直しを図るとしている。
また先に筆頭株主となった明日香野ホールディングスの親会社でタイを拠点とする投資会社
A.P.F.ホールディングスグループからの役員派遣なども協議している。
さらに、現在は今後の事業計画を策定しており、まとまりしだい発表する。
animeanime
http://animeanime.jp/biz/archives/2007/11/hd_33000.html