過去最大の4日間開催となった今年の東京ゲームショウ。海外企業の出展が目立ち、
全出展社数217のうち半数を占める97社が参加した。カナダ、台湾、オーストラリア、
タイのブースを訪れ、海外から見たゲームショウをひもといた。
http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/photos/20070929145430_1.jpg ▲カナダブースで行われ、人気を博したレースゲームの展示
■最大勢力はカナダ
最大の35社が出展したのがカナダ。東部のケベック州やオンタリオ州には、ゲーム
やアニメ関連のスタジオが多数あり、ゲームショウには2年前から出展している。
それまで日本企業との交流はあまりなく、カナダ側も「英語の通じづらい日本での
ビジネスは……」と消極的だった。昨年のゲームショウでは活発な交流が行われた
という。
カナダ大使館の二等書記官・ステファン・エンリック・ボーリューさんは「カナダでは、
ゲームの開発ツールの質が高い。使えば違いを実感してもらえるはず」と自信を
見せる。最近は日本のゲーム会社側からの問い合わせが増えたといい、東京
ゲームショウでネットワークづくりに力を入れている。
■日本密着型の台湾
ここ数年、ゲームショウの常連となったのが台湾。PS3への移植が決まった「エン
ジェルラブオンライン」の開発会社・ユーザージョイは、この7月日本法人を設立し、
今年から日本でオンラインゲーム「三国群英伝」の展開を目指す。ユーザージョイ・
ジャパンの林協科・事業推進部マネジャーは「日本ユーザーのニーズをつかんで
開発に生かしたい」と話す。実際、日本版のオンラインゲームでは、レベルを上げ
やすくしたり、サラリーマンの残業時間を考慮して台湾よりも2時間遅らせるなどの
工夫をしているという。同社では、家庭用ゲーム機での展開も視野に入れるなど、
今後も日本での展開に力を入れていくという。
>>2へ続く
まんたんウェブ
http://mantanweb.mainichi.co.jp/web/2007/09/07e3.html 関連
【イベント】東京ゲームショウ 2008年は10月第2週に開催に
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