● 「ノートン・ファイター」はあなたの家庭にもやってくる!?
シマンテックによると、ノートン・ファイターは、同社のセキュリティオペレーションセンター(SOC)の
北嶋博士の手により生み出された。「軽量でありながら、力強くタフな肉体を兼ね備え、俊敏な動きが特長。
インターネット世界を主な活動領域としているが、まれに人間体として実社会にも登場する」という。
ボディは、シマンテックのコーポレートカラーである黄色をベースとしており、身長は1.7ナノメートルから
1.7メートルまで可変する。1.7ナノメートルというのは、パソコンの中にいる時の大きさだ。
なお、このヒーローは世界中をたった1人で守るというわけではなく、「通常なら、各家庭に3人までいることができる」。
シマンテックが、PCユーザー1,000人を対象に9月に実施したオンライン調査によると、
「あなたが自分や家族を守ってもらいたいヒーローは?」との設問で、70%以上の人がアニメや特撮物に登場した
ヒーローやキャラクターを挙げたという。上位3位はドラえもん(14.1%)、スーパーマン(10.9%)、
ウルトラマン(7.5%)で、以下、仮面ライダー、スパイダーマンと続く。
この結果を受けてシマンテックでは、日本のインターネットユーザーに対するセキュリティ啓蒙のキャンペーンを
展開するにあたり、「日本において過去数十年以上にわたり子供から大人まで世代を問わず親しまれ続けている
『特撮ヒーロー物』の枠組みを取り入れ、ノートン・ファイターを生み出した」と説明する。
セキュリティソフトのノートン製品をヒーローに、普段は目に見えにくいパソコンの脅威を敵役のモンスターに
たとえることで、子供やシニアにもセキュリティを理解してもらうのが狙いだという。具体的には、
感染モンスター「ゲルウイルス」、変幻モンスター「モクバクバ」、分裂モンスター「ワ〜ムン」、
暗躍モンスター「ボットラス」、詐欺モンスター「フィッシンガー」の5種類がキャスティングされている。
22日にオープンしたノートン・ファイターのWebサイトにおいて、追って詳細を伝えていく。
さて、ショーのステージに戻ると、颯爽と現われたノートン・ファイターはウイルスの正体などは最初からすべてお見通し。
ウイルスたちの総攻撃に対しても必殺技「360度アタック」で軽く一網打尽にし、ショーは終了した。
当日は朝からマルチメディアAkibaで、表紙に「どこからでもかかってこい。ノートン・ファイター、見参! 『序章』」
と書かれた小さなパンフレットが配られた。そのおかげもあり、ショーの会場には、このパンフレットを手に
新ヒーローを見に来た親子連れや、外国人買い物客らの姿も目立った。また、ショー終了後には撮影会も開かれ、
修学旅行中と思われる女子中学生がノートン・ファイターを囲んで記念撮影していた。
シマンテックでは、同日午後には渋谷でもイベントを開催。今後は全国の店舗でも同様のイベントを実施して、
認知を図っていきたいという。今回は登場しなかったが、上記の5種類のモンスターとの戦いも見られるかもしれない。
NORTON FIGHTER
http://www.nortonfighter.com/