米国のマンガ出版第1位のVIZメディアが、7月26日から29日まで開催されるコミコン
インターナショナル・サンデェゴ(コミコン)のイベント概要を発表した。
コミコンは米国のコミックスを中心にSF映画、ファンタジー、テレビドラマ、ゲーム、
アニメ、マンガなど幅広いポップカルチャーを扱うイベントでカリフォルニア州サンディエゴ
にて開催される。期間中の人出は10万人を大きく越える米国最大のポップカルチャー
イベントである。
VIZメディアは『NARUTO』や『DEATH NOTE』、『Bleach』などの人気マンガを多数出版しており、
そうしたなかで存在感を急激に高めている。今年は、7月に開催されたもうひとつの大型
イベントのアニメエキスポに企業出展しなかったことからコミコンでのイベント内容が
大きく注目されていた。
今回発表されたこのコミコンの目玉のひとつが、マンガ家種村有菜さんの日本からゲスト
参加である。種村さんは現地でも人気の高い『満月をさがして』、『紳士同盟』の代表作がある。
特に今年春から米国で出版を開始した『紳士同盟』は、TVアニメ化をされていない作品では
異例の大人気となっており、大きな話題を呼んでいる。
VIZメディアは種村さんのファーカスパネルのほか、現地のマンガ誌「SHOJOBEAT」や
「SHONEN JUMP」、『NARUTO』、マンガ全般を話題にしたものなど数多くのパネルイベントを
設ける。さらに同社は展示場の企業ブースで、『NARUTO』や『ロックマン』、『BLUE DRAGON』
などのゲームも紹介するとしている。
既にVIZに次ぐマンガ出版のデルレイとTokyopopもコミコンのスケジュールを発表している。
デルレイは、企業ブースのほかコスプレ大会を実施するほか、日本のマンガ雑誌や翻訳、
グラフィックノベルをテーマにした複数のパネルを開催する。内容はVIZよりややマニアックな
路線を取るようだ。またTokyopopは企業ブースと会社全体を紹介するパネルのほか、
『スタートレック』や『ダーククリスタル』のコミック化作品を紹介する。マンガ関連の
タイトルは、先日のアニメエキスポで紹介済との理由があるのだろう。
animeanime.jp(一部略)
http://animeanime.jp/biz/archives/2007/07/_3.html 目黒帝国(種村有菜日記サイト)
http://arina.lolipop.jp/