【映画】押井守監督の新作「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」 2008年公開

ワーナー・ブラザーズは20日、押井守監督の新作「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」
（日本テレビ・プロダクション I.G提携作品、読売新聞など製作）を来年公開すると発表した。

アニメーション映画としては4年ぶりの作品で、森博嗣さんの同名小説（中央公論新社刊）が
原作。思春期の姿のまま大人にならず、永遠に生きることを宿命づけられた「キルドレ」
と呼ばれる子供たちのドラマを通して、今を生きる若者へメッセージを伝えたいという。
監督に意気込みを聞いた。

――進行状況は？

押井　すごく順調。遅れが出ているパートもあるけど、うまくいく自信があるから、精神的には
楽だよ。「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」（1995年）を作っていた時の気分に近いかな。
アニメーションの現場は、大きな山を作らず、淡々と進行するほうが、クオリティーが
上がるんだ。

――原作を読んだきっかけは？

押井　「映画にしてみないか」と薦められたのが最初。普段は同時代の作家の小説を
読まないから、原作者の森博嗣さんのこともほとんど知らなかったけど、素直に面白いと
思った。でも、一人称で書かれていたから、映画にするのは無理だという直感が働いた。
映画というのは視点をたくさん必要とするので、一人称だと成立しにくい。だから、一度は
お断りしたんだけど、なぜかずっと気になっていた。理由を考え続けているうち、次第に
「やってみようかな」と思い始めた。そうしたら、周りがいっぺんに動き出しちゃって（笑）。
だから、僕としてはしばらく半信半疑のままだったよ。

「スカイ・クロラ The Sky Crawlers」 2008年公開予定
原作：森博嗣「スカイ・クロラ」（中央公論新社刊）、監督：押井守、脚本：伊藤ちひろ、
音楽：川井憲次、制作：Production I.G、配給：ワーナーブラザーズ

YOMIURI ONLINE
http://www.yomiuri.co.jp/entertainment/cinema/topics/20070620et02.htm
スカイクロラ（音出ます）
http://wwws.warnerbros.co.jp/skycrawlers/
続き >>2-3

依頼 http://news22.2ch.net/test/read.cgi/moeplus/1180798928/172

――映画にできるという確信が生まれたのは？

押井　企画書を娘に見せたら、「どういう話？」と身を乗り出してきた。その顔を見ていたら、
この作品には何かあると強く感じた。そこで、行定勲監督の「世界の中心で、愛をさけぶ」や
「春の雪」を手がけた伊藤ちひろさんという若い脚本家と会って、筋道を探り始めたんだ。
打ち合わせで彼女と話しているうちに、この作品を若い人たちのために作ることができれば、
映画になるんじゃないかと思った。

「スカイ・クロラ」は、現代の若者の気分を的確にとらえている。サリンジャーがそうで
あったように、その時代の若者に寄り添いつつ、同時に普遍性を持った小説があると思うけど、
まさにそういう作品だと思う。特に、自分の人生に干渉してほしくない一方で、他人に
介入したがらない気分を描いたという点で、非常に現代的だと感じた。

今の若者は「生きる」ということに確信を持てていない。生きることは本来、能動的な行為で、
結婚や就職など、他人と積極的に関わって、初めて生きていると言えるはずなのに、延々と
決断せずにいる。「何者かになる」ということを留保し続ることで、「大人にならない
子供」として存在し続けている。

――なぜそうなってしまったのでしょう。

押井　一言で言えば、社会が成熟してしまったから。昔は、そもそも他人と関わらないと
生きられなかったけど、今は違う。さまざまな「モノ」から守られた結果として、傷つくことに
慣れていない人間が増えてしまい、そういう人間をターゲットにした商品もたくさん生まれた。
これは若者のせいというより、大人が原因であることは間違いない。かといって、僕は若者が
一方的に被害者だとは言いたくない。

よく若い人に「どうやったら映画監督になれるでしょうか」と聞かれるけど、愚問だよ。
だって、本当にやりたければ、まず作ってしまうもの。自分から溢れ出るものがあれば、
安全な道を探す前に、動き出していなきゃおかしい。確かに面倒なことも多いけど、そうやって
いろんなものを背負わないと、世の中という大きな現実と接点が持てないし、誰にも届かない
はずなんだ。

大人も若者も、辛いのはよく分かる。だけど、その辛さこそ生きる醍醐味であって、人生という
果実は、おいしいところだけじゃなくて、丸ごとかじることでしか味わえないはず。だから、
「他人の人生に介入する」ということを、この作品で描きたい。

――今の若い子が一番恐れていることですね。

押井　まずは、人の話を聞けるようにならないと。相手を認めることなしに、自分を認めて
もらうのは無理があると分かっていない。自分の主張だけしたいから、芸能人とか社長に
なりたがるんだよね。そういう意味では、僕だって、かつては今の若者と変わらなかった
かもしれないけど、55歳になって、もう一度人生を生き直そうと思い始めている。それは、
不幸になってもいいんだと思えるようになったことが大きい。だから、常に新しい人間関係を
結んでいきたいし、空手で体も鍛え始めた。やっぱり、他人と関わるためには、自分の腹が
出ていることを許しちゃいけないんだよ。冗談に聞こえるかもしれないけど、腹を引っ込める
ということは、生きる自信に繋がるんだ（笑）。

――現実と虚構の境目を描くことで「自分を自分たらしめているもの」をあぶり出してきた
押井さんの関心が「腹」に向かっているのは興味深いですね。

押井　「イノセンス」で、人間はサイボーグになったって構わないじゃないかと描いた。
体を鍛えるということは、機械を目指すのとイコールであって、電源コードを引っ張りまわす
煩わしさがなければ、今でもサイボーグになりたいと思っているよ。大事なのは、他人を
背負い、その視線の中で生きていけるかということ。この作品を作るのは、今の若者の
ためでもあるけど、自分のためでもあるんだ。

――製作委員会にも顔を出して、宣伝プランも一緒に話し合っているそうですね。

押井　一人でも多くの人に観てもらいたいと思っているからね。今までは、作ったらそれで
終わりみたいなところがあったけど、「イノセンス」で、敏ちゃん（スタジオジブリの
鈴木敏夫プロデューサー）のやりかたを目の当たりにして、映画を作る醍醐味は社会的行為を
伴った時に生まれるとよく分かった。だから今回は、逃げも隠れもせず、作品を届ける
ところまで付き合おうと思っているよ。

押井の場合「押井」を冠にしたような作品は外すから、これもダメだろうな

>「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」（1995年）を作っていた時の気分に近いかな

駄目な気がする

原作が平坦な物語なのにどう盛り上げるんだ

誰も期待してないよ

インタビューの語り口が爽やか青年風に修正されている件

押井ならきっと途中から立喰の話にすりかえて
観客をドン引きさせてくれると俺は信じてるよ

また少佐は出てこないのか？

またぶつくさ言う映画だろ

攻殻２のマンガを映画化して欲しい

＞空手で体も鍛え始めた。

なんの冗談だ。押井。

脚本が押井じゃないから期待できるんじゃね？

ハリウッド映画っぽいアニメ作れば大ヒットじゃね！？
俺天才じゃね！？

>>13
柔道部だけどヘルニアでやめたんだよな

押井　企画書を娘に見せたら、「どういう話？」と身を乗り出してきた。

娘さんはどんな人だろう。会ってみたい

>>17
１乙の嫁だよ

おまいら押井に
見捨てられた気がしてんじゃない？(笑)

なんか丸くなったよな

あなたはキルドレですか？

キャラは鶴田謙二絵ベースだといいなあ

またなんか説教臭えアニメか

押井が作った攻殻は微妙・・・
この人の作った凡人には理解できません。

>>14
俺もおもたｗ

四季シリーズやれよ

オシイが大人みたいなこと言ってる！
ハヤオが年々子供じみていってるのと好対照だな・・・

>>12
惜しい程度が２を映画化できるかっての。
結局イノセンスとかいう映像だけの作品作っちゃったし。
これも惜しいが凄いんじゃなくて、ＣＧ作った人が凄いんだろ。

ちょっと待てえええええええええ


ああ‥森 博嗣作品の映像化なんて望んでいないのにーー

特A級のアニメーターの超絶作画と川井音楽と
永遠に続くかのような中だるみの都市描写と
息継ぐ暇もないほど坦々とまくし立てるダイアログと
勘弁してくれって言いたくなるような無限ループがあって
大概の人間にはつまらん、作画だけのクソ映画と言われるような
そんな興行的には大失敗で次どーすんの？みたいな映画以外作って欲しくないわけだが

押井らしくない押井作品になりそうな悪寒
立喰師でやりたいことやりつくしてしまった感があるからなぁ

森の作品は映像化しづらそう
この前やった二時間ドラマも散々だったしな

途中まで別人のインタビューかと思った。
映画論を語り始めて、やはり押井だと思った。
空手の話で、やはり別人のインタビューだと思った。

イノセンスまでは黒押井で、風人物語から白押井だったりして。

二時間ドラマなんてあったんだ？

>>30
重度の押井ファンﾜﾗﾀ

かく言う私も童貞でね

「決断できない」のはわかる。すごーくわかるんだけどねおちいさん。

でもね、「決断できないヒキーみたいな経営者のいる会社」に入ってたことあるオレに
してみれば、就職しさえすれば即側ＯＫ大人だぜ！ってのも、今は違うと思うんだ。
仕事なくて日がな一日事務所にいる昼行灯なおっさんは、おちい監督の言う
「決断した大人」と、はたして言えるのかえ？

>>28意外とCG使ってるとこ少ないはず、あの凄い描き込みの、祭りみたいなシーンでは、CG使ってないし

熱い気持ちは伝わったけど
やっぱり一人でいるほうが幸せです
と半ヒキの私は思う

押井さんの娘と乙一が結婚したって聞いてビックリしたな。

とりあえず色んな記事貼っとくか・・・

鬼才・押井守、次回作を熱く語る
http://www.asahi.com/komimi/TKY200706200291.html

押井守監督最新作は森博嗣原作の『スカイ・クロラ』 - 2008年公開予定
http://journal.mycom.co.jp/news/2007/06/20/046/

押井守監督最新作 「スカイ・クロラ」製作決定　2008年公開
http://animeanime.jp/report/archives/2007/06/_2008.html

株式会社プロダクション・アイジー : 日本テレビ プロダクション I.G提携作品 『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』（監督：押井 守）製作決定のお知らせ 人気小説家・森 博嗣の原作「スカイ・クロラ」シリーズを アニメーション映画化
http://www.news2u.net/NRR200719262.html

カクレカラクリが大失敗だったと思う俺は実写化に不安を感じる

>>31
立喰師は押井守のライフワークみたいなもんだからなあ。
うる星やつら「必殺！立ち喰いウォーズ」を25年も温め続けてたのかと感心したら、
それどころが押井作品には代々端々に立喰師が登場してたみたいね。

イノセンスのお祭りのシーンで寝たなー。今度は延々と続く空のシーンで寝そうな予感

空戦が面白ければそれでいいや

キャラデザ西尾氏か。ノベライズの鶴田氏の絵は私的に受け入れられないので新規デザインだと有り難いんだが、
ジジババオサーン以外は童顔になりそうだなァ。あの人も。。

期待だな･･･スカイクロラ面白かったし･･･。

森作品読者は、文章で紡がれる形而上のストーリーを享受することを好み、それを誇りにしてそうな、現代日本でも希少な生粋の読者層だからな…

映像に作品イメージを固定化され、歪まされ壊される事への嫌悪感は相当根強いと思われ。

押井の作風にハマりそうでもあるし、丸で大ハズレな気もするし…
どうなるんだろうね、これは(笑)

こいつつまんないし売れてもないのになんでホサれないの？

もう充分だろ、ここは珍しく後継者が育っているのだから
ささっと禅譲して神山にオリジナル劇場版作らせてやれ

>>17
立食師列伝でロッテリアの店員の格好してるのが娘さんだよ

>>48
押井は原作派からすればレイプとでも呼べそうなくらい押井節で塗りたくる作風だろ。
押井ファンと原作派以外に受け入れられるかが勝負で、原作派の嗜好は関係ない。

どんな読者タイプであれ、知性があるなら、
メディアが違う時点で別物ってぐらいの割り切りはあるだろ。

「原作の名台詞がない」とかっていう、質と無関係の理由で必死になってる、
ジョジョヲタみたいなバカな連中はいないと信じたい。

スカイクロラときいて飛んできました

>>48
とかいいながら森公式サイトでの
「主人公映画化するのは誰」とかいうアンケートにはミーハーな意見が
殺到してるわけですが

押井の映画は原作付きだけはそこそこおもしろい。

押井作品は結構見てるが本人は知らなくて、今回コメント読んだ。
真面目な中に空手が出た時、「ちょっと面白い人」と思った。

森作品って初期は兎も角、もはやキャラ萌えと惰性で仕方なく読んでる人ばっかだろ

鶴田謙二は大好きだがしっくり来るところと来ないところがあった。
人物：西尾哲也はいいな。
脚本：伊藤ちひろがいいかどうかはわからん。でも監督と脚本を分けたのは英断。

でも、何の変哲もない駄目脚本よりかは
癖のある押井脚本の方がいいよ俺は・・・

またビューティフル・ドリーマーか。

>>43
パトレイバー旧OVAにも立喰のプロ（実は大ボス）が登場するし
逆転イッパツマンでもコスイネンが立喰そば屋を開く話が
特に逆転イッパツマンの14話は必見

押井節炸裂の押井作品を観たいことは観たいが
そんなことしたらIGが逝ってしまいかねないので、IGがしっかり儲けられるようなの作ってあげてください

森博嗣ファンと押井守ファンってかぶってるような気がするが？

アニメーションノートＮｏ３で攻殻制作スタジオの写真が載ってるけど、そこに「すべてがＦになる」が写ってる。
神山さんも森博嗣好きそうだよね。

>>59
同意。

仮想日本が好きなら素直にそっち方面もやればいいのに

>>64
仮想日本ならこういうのが間もなく

曽利文彦監督　2007年8月18日（土）全国ロードショー
ベクシル −2077日本鎖国−　Vexille 公式サイト
http://www.vexille.jp/index2.html
TBS 映画『ベクシル』
http://www.tbs.co.jp/movie/vexille.html

カクレカラクリの二の舞

>>28
イノセンス、CG部分はほんの一部だよ。
前から押井が言ってるように「平面」と「立体面」の融合と、
「無機質（無機的思考）」と「有機質（有機的思考）」を重ね合わせてる。

だから、CGが凄いと思った貴方は、上の意味で押井の罠にはまってる。

ＣＧを「３ＤＣＧ」の意味で使ってるレベルの奴に
何かが通じるとでも思うのか

>>68
禿堂

ＣＧ＝３ＤＣＧな奴やドラマやカタルシスを求める奴は
何で押井作品観るの？
他にいくらでも自分に合う映画があるだろ
人に薦められなきゃ映画も選べないのか？

まあ、イノセンスのプロモーションはかなり詐欺くさかったけどな

愛知万博で押井がプロデュースしたパビリオンは観客置き去りだったな

また説教映画か

本人が今回はエンターテイメント映画といっている
たまには押井が作るそういう映画も見たかった
禿げしく気体

イノセンスの時も言ってた＞エンターテイメント
その前もその前も言ってた気がするんだ。

そういうことは思えてても言っちゃ駄目！

価格コムだったり価格ドットコムだったり統一しろや

>>72
イノセンスのとき、本人も驚くくらい情緒的な作品を作っちゃったとかいっていたよね。
今回のスカイクロアは真面目に恋愛だのドラマだのをやるとか言ってるよね。。

ほうほう濡れ場といってもベッドシーンじゃないのか。
手と手がなにやら淫らに絡み合うのかな。

これよりも『女王の百年密室』を見てみたい

>>78
それの映像化はＳ＆Ｍからのシリーズに絡むから、絶対にダメに決まってるだろ

人の人生に介入しすぎない
支配も押し付けもしない
林の中の像のように

という矜持を捨てるのかな
俺、心配になってきたよ

…と、イノセンス見てほぼ世捨て人ニートになった
俺が申しております

モニターの前だけでは人生にならない
人と積極的に取っ組み合うのにも価値がある

とか
もう気が気でないよ　駿が２人になるのはイヤだ。
まあ、宣伝発表だから健全なこと言っただけかな。
イノセンスもフタを開けたら宣伝と全然違ったし。

わかる…

>>79
漫画化はされてるんだが…何かまずい要素でもある？
S&Mシリーズは未読

>>67-69
はいはい、押井作品は高等高等

>>83
おいおい、そこはちゃんと第一作から読もうぜ。


映像化を望まない森 博嗣ファンが多いのは事実のはず。
宝島のアンケートではそうなった
俺も反対な１人

ってだけなんだけどね


ていうか、ネタバレして悪いんだけど

女王シリーズとＳ＆Ｍシリーズってつながってるんだぜ

練無たんは俺の嫁

空手はマジだろ。
『ゲーテ』って雑誌読んでみ。

「映像化を望まない」って意味がわかんないな・・・。

「映像になっても期待できない」ってならわかるが、
見なきゃいいだけじゃん。
少なくともＰＳ２で出たゲームよりマシだよ、多分ｗ

>>88
あれだよ
皆、原作を読むことで自分だけの人物像を持つだろ

それを無惨にも木っ端微塵には簡単にされたくない



ていうか、ゲーム出たのはＰＳだぜ

中央公論新社ときくと真っ先に皇国を思い出す。

>>89
まあ、わかるけど、映像化反対ってとこまでいかんでも・・・と。
しょせんメディアが違えば別もんよ。

>PSだぜ

すまん。知ったかしてしまった。

脚本家たてるのは久しぶりなんじゃね
それについて色々理由は言ってるようだけど
制作側からの条件だったんじゃねーかなあ
また同じ事されたんじゃたまらんと言うわけでさｗ
でも結局は絵コンテ段階でいつもの押井作品になってしまってると思うけどさ
まあ見には行くよ絶対に

制作側の条件で脚本をどうこうするなんて、
今までのオシイをしってりゃありえない話だ。
素直に自分でそう決めたはず。

つか、ぴあにインタビュー載ってた。

『スカイ・クロラ The Sky Crawlers』押井守監督記者会見ムービー
http://www.dai2ntv.jp/common/misc/kochi2/okobore/index.html