社団法人コンピュータエンターテインメント協会(CESA)会長の和田洋一氏は2007年5月24日、
通常総会後の懇親会の場で、CESAが主催する東京ゲームショウ(TGS)と経済産業省が主導する
「JAPAN国際コンテンツフェスティバル(通称:コンフェス)」の関係について、TGSが
コンフェスの情報発信機能を利用して、業界内外や世界市場に向けた広報効果の高まりを
狙うことをCESA会員企業に対して初めて明らかにした。
コンフェスはゲーム、アニメ、映画など“JAPANコンテンツ”の国際競争力を高めるために
今年から経済産業省が企画しているもの。9月から10月に開催される各業界のイベントを
関連付け、業界間での連携の促進や、国内外へのPR効果を高める狙いがある。今年の
コンフェスは9月19日にオープニングセレモニーを行い、TGS2007(会期:9月20〜23日)が
幕開けイベントを飾ることになっている。
昨年の夏以降、経済産業省によるこうした“コンフェス構想”の表明や、世界最大規模を
誇ってきたトレードショウ「E3」の規模縮小への方向転換により、「海外など一部では
TGSとしての開催がなくなるとの憶測が流れた」(韓国系オンラインゲーム運営会社幹部)という。
和田会長は、「E3の縮小などでTGSも縮小、もしくはなくなってしまうのではないか、
との情報が海外で流れたようだが、それは全くの誤り。むしろTGSは今以上に強化していく。
ビジネスデイを1日増やしたり、多言語化に対応するなどして、トレードショウとしての
機能や、世界への情報発信機能を高めていく」とし、こうした憶測を打ち消した。そのうえで、
「今回のコンフェスを“うまく活用して”、業界内外や世界からの注目を高めていきたい」
と語った。
デジタルARENA
http://arena.nikkeibp.co.jp/news/20070524/122102/ 東京ゲームショウ
http://tgs.cesa.or.jp/ 続き
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