アニメパッケージ販売大手のバンダイビジュアルは、株主総会の開催に向けて、自社サイトの
IRページのFAQ(よくある質問)コーナーをアップデイトした。
このFAQの質問のなかで同社は、ネット戦略や海外戦略について株主の質問にわかりやすく
答えている。そのいくつかある質問のうち、主要作品の累計販売数について興味ある数字が
述べられている。
これはガンダムなど主要作品の累計販売本数についての質問「『ガンダム』など主要作品は
これまでにどれくらい売れたのでしょうか。」に答えたものである。
バンダイビジュアルによれば、1987年12月から2006年2月まで同社が国内で販売した
「ガンダム」シリーズのビデオグラム(ビデオ、LD、DVDなど)の累計販売本数は
1190万本にも及ぶという。
この数字は2006年2月までのもので、2006年から2007年までの数字は計算されていない。
2007年2月期には『機動戦士ガンダム DVD-BOX 1』の初動だけで12万セットが出荷された
とされている。そのほかの作品も含めて2007年2月までに『ガンダム』シリーズのビデオ
グラムの累計販売本数が現在1200万枚を大きく超えているのは間違いないとみられる。
ここに挙げられたなかで『ガンダム』に次いだのは、『ウルトラマン』シリーズの累計578万本、
また『機動警察パトレイバー』シリーズ、『攻殻機動隊』シリーズは各170万本である。
さらにテレビシリーズ26話と劇場映画が1本だけの『カウボーイビバップ』シリーズが95万本
とされている。少ない作品数で多くの販売を達成した点で、『カウボーイビバップ』が
採算性の高い作品であったことが理解出来る。
またFAQではないが、2007年2月期の決算では、『コードギアス 反逆のルルーシュ』の
DVD1巻から3巻までは22万枚を販売したと報告している。
『コードギアス反逆のルルーシュ』は現在残りのDVDシリーズの発売が進んでおり、
秋からの第2シーズン製作も決定している。今後は、こうした新しい作品が主要作品の
一角に喰いこんで込んでくるのかが注目される。
animeanime.jp
http://animeanime.jp/news/archives/2007/05/v_1190_57857.html バンダイビジュアル
http://www.bandaivisual.co.jp/ir/faq_4.html