国内最大の展示場、東京ビッグサイト(東京・江東)を最大で2倍に広げる構想が
浮上した。夏季五輪の仮設プールとして使うことを前提に、展示場を保有する
東京都が現在と同規模(8万平方メートル)の展示場を隣接地に建設する検討に
入った。中国では10万平方メートルを超える展示場が相次いで開業、国際競争力を
高めるには増設が必要と判断した。
都は2016年に招致を目指す五輪では、施設整備費を抑えるため、水泳競技場は
仮設プールで済ませる計画。ただプールを設置するには水の重量に耐えられる
高強度の床が必要で、建設機器などを展示できる床を持つ展示場に着目した。
都はビッグサイト隣接地に最大延べ床面積8万平方メートルの施設を建て、
五輪期間中はプールに改装して使う。建設費は未定だが1000億円近くになると
みられ、展示場を運営する第三セクター、東京ビッグサイトと都が費用を負担
する方向で調整する。
NIKKEI NET:地域経済ニュース
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