【文芸】少女文庫30年 コバルト…新人輩出 ティーンズハート…新しい展開を検討

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1( ´ヮ`)<わはーφ ★
 団塊ジュニアが「イチゴ世代」と呼ばれていたバブルの時代、女の子たちを魅了した小説文庫が
あった。「コバルト文庫」(集英社)や「X文庫ティーンズハート」(講談社)をはじめとする少女文庫だ。
いくつもあったうち多くが消えたが、コバルト文庫は今年、創刊30年を迎え健在。ティーンズハートは
今月休刊となり、新たな摸索を始めた。変わりゆく少女文庫の歩みと現状を紹介する。

 「コバルト文庫」は1976年、初の少女小説の文庫としてスタート。富島健夫さん、佐藤愛子さんらが
執筆していた。77年、大学在学中の氷室冴子さんが新人賞を受賞してデビュー。その後、創設された
「コバルト・ノベル大賞(現ノベル大賞)」から読者と年齢の近い作家が続々と登場する。80年代
前半は氷室さん、田中雅美さん、正本ノンさん、久美沙織さんが「コバルト四天王」と呼ばれる。SFの
新井素子さんも加わる。
 80年代後半から90年代初めのバブル期、少女小説のブームを迎える。氷室さんの平安時代が
舞台の『なんて素敵にジャパネスク』シリーズが大ヒットするなど人気作が並び、月2回の重版で、
紙不足も起きたという。
 90年代はファンタジーがブーム。前田珠子さんがファンタジーの女王として活躍し、桑原水菜さんの
『炎の蜃気楼(ミラージュ)』も大ヒットした。少年、青年同士の愛を描いたボーイズ・ラブものも出てくる。
最近では女学園を舞台にした今野緒雪さんの『マリア様がみてる』シリーズが話題に。

>>2以降に続く

引用元:毎日新聞
http://www.mainichi-msn.co.jp/entertainment/manga/manganews/news/20060327org00m200088000c.html
2( ´ヮ`)<わはーφ ★:2006/03/28(火) 01:18:00 ID:???
 人気作が途切れず、30年続いた理由として、田村弥生編集長は主に2点を挙げる。
 一つはノベル大賞など賞から新人を多数起用したこと。「受賞者には活躍の場をどんどん与えた。
実作しながらワークショップのような訓練ができたのだと思う」
 ここから直木賞作家の山本文緒さん、唯川恵さんらが登場した。今と違い若者が応募できそうな
文学新人賞がほとんどなかった時代、バブル期には3000作もの応募が殺到した。10代の才能を
生み出そうとする昨今の文学界の試みの先駆けともいえる。
 二つ目は、ジャンルが幅広いこと。「読者は小学校低学年から40代までいます。コバルトには、
何でもあると思われたい。若い人に向かってものを表現する場として、新しい小説を恐れずに開拓
していきます」
 さて、バブル期にブームの一翼を担ったのが講談社の「X文庫ティーンズハート」だ。ブームさなかの
87年に創刊され、花井愛子さん、林葉直子さん、折原みとさんら人気作家を輩出した。当時は新人でも
デビュー時の初版が2万8000部を数えたという。だが、5日発売を最後に休刊した。93年に公募の
賞を創設したものの、新人作家が育たなかったのが理由の一つ。
 91年にティーンズハートより上の世代を対象にしたファンタジーと恋愛・耽美(たんび)小説のための
「ホワイトハート」を創刊したのも影響したようだ。「かえってティーンズハートに枠をはめてしまった」と
鈴木宣幸・X文庫出版部長。さらに「かつては初めて最後まで読みきった小説という小説の入り口の
役割を果たしていたが、21世紀になってYoshiさんの『Deep Love』などケータイ小説がヒットするなど、
女の子の消費行動が変わってきているのでは」と分析する。
 しかしこれで10代前半の女の子を対象にした文庫から撤退するわけではない。「男女の差を持ち
込まないで楽しめる小説を児童文学でなく考えられないか。マンガ、小説、アニメ、ゲームを一体化した
再構築をしたいと考えています」。早ければ年内にも新しい展開を目指すという。

(了)
3なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 01:27:09 ID:yqjYiYLv
マリみてのずっと前からコバルトは萌えの宝庫だった。
氷室冴子は改めて評価されるべきだと思う。
4なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 01:50:06 ID:+3zsg194
うむ。氷室冴子の評価は惜しまんよ。
執筆してくれたらな・・・。
5なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 01:56:12 ID:GYBCmOAX
> 桑原水菜さんの
> 『炎の蜃気楼(ミラージュ)』も大ヒットした。少年、
 青年同士の愛を描いたボーイズ・ラブものも出てくる。

あれ?桑原さんってボーイズラブじゃなかったっけ?
6なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 01:58:40 ID:GYBCmOAX
氷室さんだけは飛びぬけているね。別格。
7なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 02:00:21 ID:AgyxVBQ3
なんて素敵にジャパネスクはクラスの女子
ほぼ全員で回し読みした。
新井素子はなんていうか読書好きとか
コアな子の間で絶大なる人気を誇った
自分は大和真也が好きだった

氷室冴子が原作を担当した漫画「ライジング!」の中の
劇中劇「レディ・アンを探して」は
紀宮さーや様が脚本を書いて演劇部で上演した事でも有名
8なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 02:13:59 ID:zprsZeZi
藤本ひとみはもうコバルトでは書かないんだろうか
歴史小説や新聞小説もいいんだが、投げっ放しのシリーズをどうにかしてください
もう何年間も死にかけの人がいたような気がw

あと、本屋で久方振りにホワイトハートのコーナーに行ったら
ボーイズラブ物ばかりになってたのには驚いたなあ…
9なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 02:15:54 ID:5r6t3ZYH
アトム
10なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 02:18:04 ID:AgyxVBQ3
>>8
ボーイズラブはついていけねー・・・
もういい年だからホモのリアルセックスが
かなりリアルに想像されて
気持ち悪くてボーイズラブ無理
11なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 02:20:42 ID:s5/NA89B
男は普通ジャパネスクとマリみてくらいしか手が出ないのでは?

ところでいま、リリカル・ミステリー読んでまつ
12なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 02:28:17 ID:yEmBQs2C
正直に言うともう、二十年くらい聖痕者ユウを待っているのだが・・・。
一番盛り上がったところでシリーズを止めやがって・・・。
13なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 03:08:47 ID:04QVrfq0
なつかしい

クララ白書のシリーズと
丘の上のミッキー

どっぷりハマって読んだ
14なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 03:45:30 ID:YhLtBPiO
内部ゲバルト文庫
15なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 03:47:22 ID:ZYOjI6Ud
>>11
男ですが放課後シリーズと星座シリーズ全部持ってますよw
アニメ化の時には主題歌CDも買いました。
今はコラフェリ読んでます。
16なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 04:01:19 ID:/dAaiR2V
講談社X文庫の小野みゆきの本の一部は絶版で、ヤフオクで高値がつていたことがあったな。5年ぐらい前だけどね。
17なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 04:08:57 ID:oh0xEpc+
前田珠子ははやく破妖シリーズを完結させろ!!!!
18なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 04:26:32 ID:Fr2CaRqy
氷室さんと新井さんが好きだったなー。
どうして、あの本が家にあったんだろ?
お姉ちゃんかな?
19なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 06:03:56 ID:7uTcngnH
氷室冴子の「金の海銀の大地」?と
藤本ひとみの「ユメミと銀の薔薇騎士団」の続きが出ないか今だに待っている。
もう12年は放置してるはず。

前田珠子と桑原水菜の名前がくるなら間に若木未生の名前があっていいはずだが。
一応「ファンタジー御三家」とコバルトで言われた時期があったから。

若木は「グラスハート」と「イズミ幻戦記」だけはさっさと完結させてほしい。
「オーラバスターシリーズ」は高河挿絵になってからつまんなくなったからもういい。
20なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 06:31:19 ID:qBNkl5w2
パタリロの小説版は汚点ですか
21なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 06:43:49 ID:zN7GIfHl
前田珠子はコバルトの基本フォーマットを変えて薄い本をだしているよな・・・
22なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 06:57:19 ID:ua3ATM+C
>>13
クララ白書のシリーズは文庫に未収録のものがあったと思ったな
23なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 07:40:21 ID:RlWkpDEO
新井素子は男の間でも普通に読んでたな
24なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 10:14:11 ID:yl7Xps0O
昔、コバルト文庫を隠れ読みしてハァハァしていたのは…




僕の叔母です。
25なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 11:03:36 ID:mYGJLtUT
>>17
激しく同意
26なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 14:12:59 ID:yqjYiYLv
夢枕獏の初単行本がコバルト文庫だったのはあまり知られていない。
27なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 18:43:12 ID:oh0xEpc+
今思えば破妖を読み出したのは厦門潤の絵に惹かれたからかな
翡翠が終わったころから絵柄が変わってきてなんか萎えた
28なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 18:46:28 ID:O7v/XC2i
コバルトで読んだのは、13歳の子がママになる話。
実話、写真つき、ママになる前にBF(←ココがみそ)と何を下かが詳細に書かれていた。
題名は忘れたが、保存しておくべきだった。
29なまえないよぉ〜:2006/03/28(火) 18:57:20 ID:yqjYiYLv
ああ。そういう路線もあったねえ。「わたしはママ、13歳」とかいうタイトルだっけ?
「麦ちゃんのヰタ・セクスアリス」もコバルトで出てたんだよな。

だいたい、初期の看板作家が富島健夫だからなあ。
大人向けだとセーラー服ポルノ書いてた人。
30なまえないよぉ〜:2006/03/29(水) 00:28:18 ID:ufEoxNW4
ハイスクールオーラバ…いえ、なんでもないです。
31なまえないよぉ〜:2006/03/29(水) 03:27:41 ID:pgjc5KK3
ええ〜俺が小学生の時は講談社のティーンズハートは愛読書だったのに。
アリスシリーズや折原みと、幽霊事件シリーズなんて最高に面白かったのに...
32イヌピアック娘:2006/03/29(水) 03:33:35 ID:larTd8Hk
喜多嶋 隆
33なまえないよぉ〜:2006/03/29(水) 12:34:47 ID:tJSymDWy
吉田とし

知ってるやつ手をあげて
34なまえないよぉ〜:2006/03/29(水) 12:50:43 ID:Nf2TwDxi
ティーンズハートと言えば皆川ゆかだな。
35なまえないよぉ〜:2006/03/30(木) 01:52:12 ID:127Euj9w
海がきこえる最強説
36なまえないよぉ〜:2006/05/23(火) 22:22:57 ID:Qb7cyxmZ
新井素子のコバルトシリーズは結構好きだったな。
「いつか猫になる日まで」とか、「星へ行く船」シリーズとか。
氷室冴子は映画にもなった「恋する女たち」が結構好きだった。
久美沙織は「薔薇の冠 銀の庭」かな。
あとは倉本由布の本で、槙夢民さんの乙女チックな挿絵が入ってる、
可愛い恋物語モノとかが好きだった。(倉本は歴史モノ書くようになってイヤになったけど)
90年代に入った頃、やたら「どっかで見たような剣と魔法のヒロイックファンタジー作品」ばっかになって、
何となく腐臭もしてきたので買うの止めた。
ティーンズハートは、折原みとの天使シリーズが好きだった。
早いうちにちゃんと完結させてくれてありがとうと言いたいw
37なまえないよぉ〜:2006/05/24(水) 00:29:15 ID:2+ynQF1X
>7
自分も大和眞也(字が違うような)好きだったよ〜
シリーズは完結したんだろうか?と言うか、
当時の作家さん、もう執筆してない人のが多いのかな。
38なまえないよぉ〜:2006/05/24(水) 05:54:12 ID:wYLuuAMf
自分は小林深雪が大好きだった。その当時出てた本全部もってた。
今考えるとほんとありえないような内容なんだけどさ。
折原みともよく読んだな。
(当時は)コバルトよりティーンズハートが好きだったから切ないな。なんか。
39なまえないよぉ〜:2006/05/24(水) 09:08:15 ID:qqGRTXAM
さいきなおこ〜天河るか(笑)
何でもないです
40なまえないよぉ〜:2006/05/24(水) 10:34:02 ID:X0ujhjHj
ttp://nw.ume-labo.com/
こことかの女流作家は、コバルトとかの影響強いね。他のジャンルの作品も多いけど。
41なまえないよぉ〜:2006/05/24(水) 11:08:50 ID:CATvjXxA
アリスシリーズは表紙だけ好きだった
あとタイトルが3行くらいあるやつも表紙だけ

中身も好きだったのはあんまりいなかった
42なまえないよぉ〜:2006/05/24(水) 16:53:53 ID:e0lzf7CA
折原みとの天使シリーズ、大好きだった。
テーマソング募集に応募した事もあったなぁ・・・今でも歌えてしまう自分が激しくイヤンだがw
43なまえないよぉ〜:2006/05/24(水) 17:19:13 ID:X9G2lgNh
花井愛子のはもう小説ってか
ポエムみたいな行間だったもんなあ
44なまえないよぉ〜
折原みとファンの方々、やっぱり「真夜中をかけぬける」のドラマは黒歴史ですよねえ?

>>43
「そして。

 今。

 私は・・・・」

とか、意味もなく単語で改行してたよね。
あんなに本文が白い本は、生まれて初めてだった。
その後、新潮とかの歴史モノ読むと、「本文が濃い・・・」って感じ。