●クルーソー(Crusoe)はダメでしょう●

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935いつでもどこでも名無しさん
バッテリーライフを論じる際には、TDP(Thermal Design Power)ではなく、
コアロジックのアベレージパワー(各種ベンチマークを動かした際のコアロジック
平均消費電力)を比較する必要があります。

ここで注意しなければならないのは、トランスメタがCPU+ノースブリッジの統合
チップであり、単純にインテルとは比較できない点です。よってチップセットも含めた
『コアロジック』として双方を比較します。

@Transmeta Platfrom:TM5600 + SouthBridge
AIntel Platform:ULV-PIII + 440MX

結果から言うと、消費電力的には@のトランスメタの方に若干ながら
アドバンテージがあります。これはトランスメのCMSアーキテクチャにより、
タスクオペレーティングの状況がソフトウェアレベルで管理され、休める時には
すかさず自身に供給されているコア電圧を落とし、低消費電力にすばやく移行
できるという特徴がある為です(ここがトランスメタの優れている点)。

欠点は、同一周波数ではインテルに全くかなわないという所ですね。
トランスメタとインテルの各プラットフォーム上で代表的なベンチマークを走らせ、
性能比較をした所、周波数数換算でTM5600の600MHzとP3−500MHz
がほぼ同等性能である事がわかっています(FPU性能はTM5600の方が3%程度
良いですが)。
⇒同じ性能値を達成するのに、トランスメタよりもインテルの方が
より低い周波数の品種で達成できる。

※周波数/性能/アベレージパワー/サーマルデザインパワー総括した
論議は長くなるので差し控えます)。

<結論>
現状は、モバイルPCにはトランスメタがお奨めと思われる。
但し 当然インテルとしても黙っちゃいない。この秋以降の巻き返しに期待。

という様に考えております(H/W Developer)
長々とスミマセンでした。