New★★Casiopea BE-300 いいぞ!■■
CASSIPEIA l'agenda BE-500
ワンタップ接続設定法(その1)
■ はじめに
BE-500では、「ブラウザ」や「メール」から接続する場合の除き、
「通信設定」で作成した「通信セット」を選択し、接続ボタンをタ
ップするのが通常の使用方法です。
しかしこの方法では、接続時に確認を求めるダイアログが表示され
てしまいます。
また、接続中には経過時間を通知するダイアログが、さらに切断時
にも確認を求めるダイアログが表示されます。
従量制課金の回線交換で接続する場合だと、経過時間の通知は親切
でたいへん便利な機能だと思います。
しかし、AirH"つなぎ放題コースを利用している場合、まず接続し
てから各種インターネットアプリケーションを利用するという人も
多いでしょうから、確認ダイアログや経過時間通知の表示はうるさ
く感じるかもしれません。
そこで、もっと手軽に接続・切断ができる方法を考えてみました。
■ 用意するもの
・ レジストリエディタ
いくつか試してみたところ、BE-500では「REQ(ポストペ
ット版)」、「pieReg」、「TascalRegEdit(Palm-size
PC用MIPS版)」が使えます。「pieReg」はBE-500用のイン
ストーラが付いた版もありますからインストールは楽でし
ょう。「TascalRegEdit」はCABインストーラですから、フ
ァイルを抽出して手動でインストールする必要があります。
・ 「Tillanosoft l'agenda pack」
CASSIPEIA l'agenda BE-500
ワンタップ接続設定法(その2)
■ 作業手順
1. まず、レジストリエディタと「Tillanosoft l'agenda pack」を
BE-500にインストールしておきます。
2. 「通信設定」で常用する「通信セット」を作成します。
3. レジストリエディタで[HKEY_CURRENT_USER\Comm\RasBook]のエ
ントリ名を調べます。「通信設定」であらかじめ設定されてい
る2つの通信セットを削除していなければ、新しく作成した通信
セットの名前は「5」になっているでしょう。複数の通信セット
を作成している場合は、ここで名前(数字)との対応をチェッ
クしておきましょう。
4. PCのテキストエディタなどを開き、以下の内容のファイルを作
成します。""の中の数字は通信セットと対応させます。
21#"\Windows\rnaapp.exe" -e"5" -m -p
5. このファイルを「.lnk」拡張子で保存します。PRIN接続の通信
セットなら「PRIN.lnk」としておけばいいでしょう。
6. このショートカットファイルをBE-500の\Nand Disk\以下にコピ
ーします。
SmallMenuのプログラムリストに指定したフォルダに入れておく
と便利です。
CASSIPEIA l'agenda BE-500
ワンタップ接続設定法(その3)
ここまでやると、SmallMenuから接続することができます。よけい
なダイアログが出ず、すぐに接続が開始されます。切断はアイコン
トレイの接続アイコンをダブルタップすれば切断ダイアログが出ま
す。これだけでもずいぶん楽になりましたが、まだ「ワンタップ」
ではありません。これを実現するにはもう一度レジストリエディタ
を使います。
この後の作業では実際にレジストリを書き換えますので、自信のない人はここまでで止めておきましょう。不用意にレジストリを書き換えるとシステムを壊してしまったりすることもあります。
7. レジストリエディタで、
[HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\CASIO\COShell\HardIcon\06]の
「FIle」に、さきほどのショートカットファイルを指定します。
コピー先が
\Nand Disk\Program Files\Tillanosoft\smenu\PRIN.lnk なら
ば、\Program Disk\Tillanosoft\smenu\PRIN.lnk となります。
8. これで、画面の下に並んでいるアプリケーション起動アイコン
のうち、いちばん右のユーザーキーをタップするだけで接続を
開始するようになりました。
接続を先に行ってから「ブラウザ」や「メール」を使うには、「通
信設定」でLAN用の通信セットを作っておき、そこに常用するメー
ルアカウントを設定すればOKです。「ブラウザ」で使用する通信セ
ットもLAN用のものを指定しておきましょう。