DVDレンタル大手のゲオ(名古屋市)が26日から、スマートフォンのデータ通信料を安く
できる「SIMカード」の販売を始める。同社の店舗では、中古のスマホを新品の半額程度で
販売している。通信サービスも月880円(税抜き)で提供し、通信料や端末代を抑えたい
利用者を取り込む。
音声通話には対応せず、データ通信用に2台目のスマホやタブレット端末を購入する若い
男性をターゲットに、中古スマホを扱う全国の約1000店舗で販売する。大手携帯電話会社
よりも安く使える「格安スマホ」には異業種の参入が相次ぐが、DVDレンタル事業者は初めて。
格安スマホの普及に弾みがつきそうだ。
格安スマホをめぐっては、イオンが4日から、月2980円(税抜き)でスマホと通信サービスを提供。
ゲオは端末とのセット販売ではないが、SIMと同時に中古スマホを買えば端末代金を3千円割り引く
キャンペーンを行う。
ビックカメラなど都心型の家電量販店も格安スマホに参入したが、ゲオは地方や郊外を中心にした
店舗網を持つ強みを生かし、利用者の裾野を広げる。ゲオはレンタル店で買い取ったスマホなど
中古携帯を現在、月1万台販売するが、格安SIMの投入で、1年後には月5万台を目指す。
ソース/中日新聞社
http://www.chunichi.co.jp/s/article/2014042290091018.html