【Panasonic】Let'snote R/T/W/Y【Part61】

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746いつでもどこでも名無しさん
Vガンダムは その女性描写の見事さから「女達のガンダム」と言われます。 で
も、不幸にもウッソの母も父も ウッソに「嘘」を押しつけたがため、母として
も父としても問題だらけの人物でした。 だけど、ウッソはたくさんの年長者が
いて、 その人達は、もしかしたら自分よりも強いかもしれない少年を 命がけ
で、本当に命がけで守って、死んでいくのです。 ――結果的に、守ったことに
なっていなくとも。

世代を紡ぐという本能は、人に与えられた唯一の希望なのかもしれません。

私はVガンダムという作品に出会えて幸せでした。本物というものがこの世にあ
るなら この作品は紛れもない本物です。人の心がリアルであること。世界がリ
アルであること。
だから、楽しく家族で見るような作品では決してありません。

ロボットアニメだから、闘うのですが、 戦争をテーマにした作品が「スカッと
して楽しくって軽い気持ちで見ることが出来る」と 思うだなんておかしいの
に、おかしくないと思っていた。 ガンダムはそれを「間違いだ」と最初の作品
だから、 Vガンダムはもっともガンダムらしく、もっとも見るのが辛く、 そし
て後に残るものも多い作品です。

だから、アニメを文学と捕らえられるのなら、純文学に価値を認められるのな
ら、 私の愛するVガンダムを、どうか見てください。