美奈穂にとっては何がなんだかわからなかった。目を閉じて便意をこらえてい
るところに、正面から衝撃を受けて突き倒されたのである。
体勢を立て直す力もなく、美奈穂はトイレの扉に倒れかかり、そのまましりも
ちをついてしまった。
ブブッ! ブリブリブリッ!!
倒れてお尻をついた瞬間だろうか。美奈穂の肛門から、はっきりそれとわかる
破裂音が響いた。
スカートの中に見える純白のコットンパンツの中央部に、茶色い陰が浮かび上
がった。元から肛門近くにあった、やや固い便が押し出されてしまったのだ。
その便は長い一本の形を崩さず、パンツの前の方へと押し出されていき、秘所
の近くまで来て動きを止めた。
「えっ……うそ……」
大便のおもらし。美奈穂はその状態が信じられないと言うように、上ずった声
を上げた。しかし彼女の肛門は、その事実を証明したがっているかのごとく、腸
内に溜まった汚物を排泄していく。
ブビビビビッ!! ブニュルッ!!
肛門から軟便があふれていく。さっき出した固形便の周りを塗りつぶすよう
に、パンツに茶色い染みが広がっていく。
「だ、だめっ!! 出ちゃだめっ!!」
美奈穂の悲痛な叫びが響く。それを聞く女の子たちは、可哀想とは思いながら
も助ける術を持っていなかった。やがて、美奈穂はこらえ続けていた恥辱の全て
を、肛門から吐き出してしまう。
ブボボボボボッ! ビチュッ!
ブリュブリュ……ブビュッ……
「だめ……だめ……いやぁ……みないで…
…いやぁぁぁ……」
最初は固かった大便が、急速にやわらかくなっていく。どろどろの軟便から、
水のような液便へと、肛門から迸る汚物はその形を変えていった。
こうなってはもはや、美奈穂に止める術は残されていなかった。
ブチュルッ! ブリュッ! ビチビチビチッ!!
ブピピッ! ブビビビビッ!! ブビュビュッ!!
ブシュー…ビチュッ! ブブッ! ブババババババッ!!
「うぅ……ぐすっ
……いやぁ…だめ………いやぁ……」
猛烈な勢いで、液便がパンツを汚していく。肛門付近はすでに埋め尽くされ、
行き場を失った排泄物はパンツを押し広げていった。
まずはまだ汚れていない前の方へ。尿道口や秘所が隠れる幼い縦すじを、あっ
という間に真っ茶色の液体が飲み込んでいった。
次は肛門からさらに後ろ。液便はパンツの中でどんどん広がっていき、その後
ろ側を扇状に汚していく。
さらに、それだけでは終わらなかった。股下の布を押し広げて、パンツの横縁
から液便が流れ出したのである。美奈穂は倒れた時、セーラー服のスカートを下
敷きにしていた。溢れ出した液便は、そのスカートを容赦なく覆っていったので
ある。
凄まじい勢いでの排泄。本来なら快感を伴うはずのそれは、美奈穂には圧倒的
な恥ずかしさをもたらすだけであった。
(早く脱がなきゃ……あ……み、水着……!?)
いざ個室に飛び込んだが、脱いでおしりを出さないことには排泄できない。今
身にまとっているのは、上下一体型の、競泳用に近いスクール水着。そう簡単に
脱げるものではなかった。こうなったら、股の部分だけをずらしておしりの穴を
出すしか……。
「うっ……あ……あっ……!?」
必死に、股の部分の生地を引っぱろうとする。だが、プールの水と冷や汗で肌
に張り付いた水着は、なかなか手に引っかかってくれない。
「は、早く……早くっ……」
だが、焦れば焦るほど思いはかなわず……。
そして……ついに。
ブボボッ!!「あぁぁっ!?」
驚愕の声。
水着の中に放たれた、温かい感覚。
……おもらし。
うんちのおもらし。
先輩が見てたはずのプールから、トイレに駆け込んで……。
個室の中で、あと一歩の状態まで来て……。
水着の中に……うんちをもらしてしまった。
(うぅ……)
慌てて押さえた手に伝わる、柔らかく温かい感覚。紛れもなく、水着に漏らし
た軟便の感覚だった。
「うっ!?」
第二波が、肛門を再び開かせようとする。
その勢いは、もはや止めようがなかった。
少しでも、水着を汚さないように……。百合は必死に、水着を脱ぎ始めた。
肩ひもを外す。弾力の高い生地は勝手に縮んで、もう一方の支点である股のほ
うに降りていく。
薄い胸に引っかかることなく水着がずり落ちたのは、女子として情けなくはあ
ったが……一刻を争う状態の彼女には幸いだったかもしれない。ほとんど抵抗を
受けず、淡いふくらみとほのかな色づきがその下から現れる。
後は迷うことはない。両手で思い切り、脇から腰へと水着の生地をずり下げ
る。
小さなおへそが、かすかなくびれを見せる腰が、そして……色のない産毛に覆
われた股間が、その姿を現した。その後ろ……おしりの穴の周りは、茶色の軟便
によって汚されていたが。
「――っ!!」
あとは、しゃがむだけだった。
ブビビビビビッ!! ブリリリリリリリリッ!!
ブジュブリュブリュリュリュッ!! ビブブブブブブッ!!
ビチブリブリブリブリッ!! ブリュビリュリュリュリュッ!!
「――ぁぁぁぁっ!!」
ぎりぎり液状ではない、しかし水気をたっぷりと含んだ軟便が、百合のおしり
からものすごい勢いで吐き出されていく。出し始めた便がはるか下の汚物漕の底
に着くまで途切れることなく、百合は汚物を出しつづけた。
「ふっ、くぅぅっ……」
まだまだ、おなかの中には大量のものが詰まっている。残らず、吐き出してし
まうしかない。百合は少しづつ、おなかに力を入れ始めた。
ブリュブリュブリュッ!! ブビブリリリリリリリッ!!
ブリブリッ!! ブジュルブチャッ!! ミチミチミチミチッ!!
ブビュブボボボボッ!! ブリュブリュブリュッ!!
ビジュブリブリブリブリブリッ!! ブビビブゥゥッ!!
ブリュブボブリリリリリリッ!! ブリィィィィィィィィッ!!
「はぁ……あぁぁぁっ……」
もう、頭の中は排泄の感覚で一杯だった。耐えに耐えた末の排泄。おもらしに
汚れた肛門を駆け抜ける、すさまじい量の熱い軟便……。みじめさをかき消すよ
うな爽快感が少しずつ、便意の苦しみに取って変わっていく……。
「あ、あぁ、あぁぁぁぁっ……」
ブリリリブリィィッ!! ビュブボボボボッ!!
ビュルブリブリブリッ!! ブリリリリリリリッ!!
ビィィブリィィィッ!! ブニュルブジュブビィッ!!
ブリリリリリブチャァァァッ!! ジュルブリリリリッ!!
ブチュルブリブリブリブゥゥッ!! ビチブリブリブリブリッ!!
ジュブニュルブリィィィィィッ!! ビジュブビブリリリッ!!
ブリリリリリブリィィィッ!! ブリブボボボボボブビュルルルルルルッ!!
軟便、柔らかい固形便、ゲル状便、そし飛沫のような液状便……様々に形を変
えながら、百合は黄土色の汚物を生み出しつづけた…………。
「香月……さん……!?」
顔の輪郭がはっきりしてくる。
見覚えがある。
演劇部の後輩……舟崎史音だ。
「あ……ああ……」
考えうる最悪の事態だった。
よりによって、知り合いにこの姿を見られるなんて……。
説明するのさえみじめな姿だ。
横向きの和式便器にまたがった姿は、驚いた表情からしゃがみこんだ体勢。ほ
とばしる汚物、便器の中の茶色の海……全てを露わにしてしまう。
それを……。
部活の後輩に……。
「あ、あの、これは…………うぅっ!!」
ビチビチビチビチブブブブブブッ!!
駆け下ってきた下痢便が、また噴き出してしまう。
「と、とにかくその……その、み、見ないでっ……わ、わけは後で話すから……
お願いっ!!」
「は、はい……」
おびえたように数歩後ずさり、入口の方に消えようとする史音。
「ぶりぶりぃ」
「どぴゅっぴゅっ…」
さわやかな朝の排泄音が、汚れきった便所にこだまする。
マリア様のおトイレに集う乙女たちが、今日もウンコのような有垢な態度で、屁臭い門をくぐり抜けていく。
汚れに満ちた心身を包むのは、黄ばんだ色のパンツ。
ブリーフの位置は乱さないように、臭いセーラーカラーは翻らせないように、
ぶりぶりと排泄するのがここでのたしなみ。
もちろん、水を流しながら排泄するなどといった、恥ずかしがり屋の生徒など存在していようはずもない。
私立リリアン女学園の便所。
明治三十四年創立のこの学園の便所は、もとは畜生の変態のためにつくられたという、
伝統あるカトリック系お嬢さま学校にある便所である。
東京都下。武蔵野の面影を未だに残している緑の多いこの地区で、神に見守られ、
小水から精液までの老廃物が流される乙女の園の便所。
時代は移り変わり、元号が明治から三回も改まった平成の今日でさえ、
十八年流さなければ温室育ちの激臭大便がトイレットペーパー入りで流される、
という仕組みが未だ残っている貴重な学園の便所である。
【ネコミミモード】
月詠〜MOON PHASE〜のOP
フレンチ・ハウスの第一人者として世界的に知られるDimitri From Parisが制作した『萌えラウンジ』。
自身のスマッシュヒットである女子高生の声をサンプリングした『Love Love Mode』のセルフパロディ的曲である。
「ネコミミモードでーす」「ふにゃーん」などという主人公・葉月(CV斉藤千和)の台詞がサンプリングされている。
このオープニングが流れた後はネコミミモードが月詠本スレのスレタイに入る、ガイドライン板にスレが立ち1日で消費される、
競馬板などの関係ない板にまでスレが立つ、アマゾンでこの曲が一時3位まで上がるなどお祭り騒ぎとなった。
ちなみにオープニングの映像はすべて月にかかわることであったりする。
漏れはセイントテールでヲタに堕ちたくちだが、
すでにその頃には純粋な少女向けアニメは存在していなかった気がする。
「純粋な少女」向けであれ、純粋な「少女向け」であれ。
そもそもそのファーマシーも、後期は視聴率テコいれのため
パンチラを解禁していたりした。あちらさんは商売でやってるんだから、
玩具を買ってくれる人が女児でもヲタでも構わないってことだ。
だったらより客単価の高いほうを優先するのは自然なことで、
そういう資本主義なところが「純粋な少女もの」が存在しない理由だと思う。
ただ、ヲタを対象にしていない魔法少女ものもないわけじゃない。
魔女の宅急便とか魔法遣いに大事なものwとか。
こういうのを除くと、サリーちゃん・あっこちゃんあたりまで遡るか、
でなければアルスやヤダモンみたいな男児/女児兼用番組になるかなと。