かなり今更だが最近Dynabook C8/213LDDWが捨て値で手に入ったので
東芝ノートPCユーザーに大好評の例のツール(東芝保守部門用っぽい再設定ツール)を
C8に試してみた。
結果、Pentium M 765(Dothanコア2.1GHz 通常品)に換装し、正常動作。
SpeedStep、動作クロックともに今のところ問題なし。
(ただし、長期間使用した場合の安定度などを厳密にチェックしたわけでは無い)
このツール、検品用?プログラムはM200専用に設定されているが、他の部分は汎用っぽい。
ツールの使用方法などについてはここでは割愛。
詳しくはTablet PC Buzz.comのフォーラム、東芝セクション内、
「Dothan 2.0 Upgrade from Banias or Dothan /
Fix Processor Stuck at 598Mhz - Now Even Easier!」スレを参照(必見)
2chの過去ログ(タブレットPC総合の8スレ目以降ぐらいから)にも若干情報有り。
動作確認情報を漁ってみるとdynabook SS M200(Portege M200)、Satellite M15、
Satellite M30、Tecra M2、dynabook R10、dynabook V9等がいけてるっぽい。
あとは俺がやってみたDynabook C8/213LDDW(Portege A100)
C8/213LMEWはC8/213LDDWと基本は一緒なのでたぶんいけると思う。
もちろん、上記のノートであっても一切保証はできない。
その他のPentium M世代の東芝ノートに使えるかどうかは謎。
上記のPCはBIOSサイズが512Kだったり1Mだったりするんで、使えるかどうかについて
BIOSサイズは関係なさそう(設定情報は汎用的なフォーマット?)
ES品、QS品(共にCPUID等が通常品と異なる)の扱いは不明。
また、通常品であっても全てのPentiumMシリーズの設定が入っている訳ではない。
730等の末尾が0のDothan(533Mhz系)用の設定は入っていないし、
実際に無理だったようだ(海外での報告)
Dothan用の設定ファイル、CPINFT_D.BINには一つのCPUあたり4つずつの
設定(VID#A〜VID#D?)がいくつか入っている。
海外フォーラムにあった情報に沿って中身を見てみると
倍率が20(755?)、18(745?)、17(735?)、16(725?)、15(715?)、14(738?)、11(733?)の
セットテーブルが入っているようだ。
14倍と11倍に関しては各1つずつしか設定が入っていない(低電圧版だから?)
21倍(765?)の設定は入っていない。が、有り難い事に765を使用するための設定を
提供してくれている人がいたので、俺はそれを利用させていただいた。
設定を用意すれば533系等が使用可能になるかどうかは不明。
C8自体が古いPCなので、今更CPUを換装したい人はほとんど居ないだろうが
もしやるなら、作業前にCrystalDMIあたりでDMI情報を控えておいた方が良いと思う。
仮にDMI情報が飛んでしまっても、控えておけばツールを使って書き込み直せるので
多少の保険にはなるかも。
(BIOS全体が飛んでしまったら乙だが・・・)