NTTドコモ データ通信に定額制 無線ネットが使い放題
http://www.business-i.jp/news/sou-page/news/200601140030a.nwc NTTドコモ(東京都千代田区)は、今夏から始める、外出先でもインターネットにつないでパソコンが利用できる
第三世代携帯電話(3G)の高速無線データ通信サービス「HS−DPA」で、データ通信料金に月額定額制を導入する方針を固めた。
数千円の料金を支払えば使い放題となる。
ウィルコムがPHS(簡易型携帯電話システム)でパソコンでのデータ通信料金に定額制サービスを導入しているが、
携帯電話事業者で同様の定額制を導入するのは初めて。料金は、月額数千円となる見通しだ。
HS−DPAは、最大毎秒一四・四メガ(一メガは百万)ビットと、ADSL(非対称デジタル加入者線)並みの高速データ通信を高速移動中も利用できる技術。
ドコモは、まず最大三・六メガビットと現行3Gの約十倍の高速データ通信サービスを今夏に開始する。
一般の携帯電話端末と、パソコンに差し込んで使うデータ通信専用のカード型端末の二タイプを投入する予定だ。
パソコンにつなぐネット利用がドコモの3Gで定額制になれば、ウィルコムが提供している同様の定額制データ通信サービスよりも数倍高速となる。
HS−DPAは今夏にボーダフォンも導入予定。KDDIのauもデータ通信の高速化を予定している。
また、年内にアイピー・モバイルが、また来年以降にイー・アクセスとソフトバンクが、新規参入する携帯電話事業でパソコンにつないでの高速データ通信サービスに定額制を導入する見通し。
ドコモの定額制導入はこうした新規参入組を牽制(けんせい)する狙いもある。