吉田豪インタビュー 清原和博「去年流した涙はプロ生活23年より多かった」
2015.02.14 09:50
日本最強のプロインタビュアー吉田豪が“旬”の人物にじっくり徹底的に話を聞くロングインタビュー!
清原和博氏登場の第2回目となる今回は、その独特のプロ意識から薬物疑惑でもたらされた苦しみ、
話題となった“ぼっち飯”の理由、そしてスポーツ記者との若き日のソープ遊びまで、赤裸々に語っていただいた!
(中略)
──『番長日記』が始まった時点で、自分のなかの番長要素ってあったと思います?
番長と呼ばれるようになってから、よりそっちに向かっていった部分もあったんですか?
清原 いや、そういうのはまったくなかったですけど。やっぱりマスコミって、勝ったり負けたりしたら
誰かのせいにしないといけないじゃないですか。長嶋監督のせいにできない、もちろん松井のせいにもできない、
じゃあ誰のせいにするか、清原だ、みたいな。
──ちょうどいいポジションにいて(笑)。
清原 ハハハハハ! 最初は嫌だったんですよ。なんで俺ばっかりマスコミに叩かれるんだろうっていう
気持ちはありましたけど、これもひとつの自分の存在感なんだっていうことを意識し始めてからは……。
そりゃ自分自身で番長とかそういうのはね、もう40歳前でね(笑)。
──ダハハハハ! 40歳前でも番長キャラがハマる人っていうのはいないし、いまだにハマッてますよ!
清原 でも、これからはちょっとイメチェンしていかないとなっていうね。時代に合ったものに。
今年48歳になりますから、あと2年で50歳でしょ。そういう意味ではまた違う清原を見せていかなきゃ
いけないなっていうのは考えてますけどね。
──テリーさんのインタビューで、だいぶ違う面も出始めてると思いましたけどね。
こういう話もするようになったんだっていう。
清原 そうですね。去年1年間で流した涙っていうのはプロ生活23年で流した涙よりも多かったですから、
そこでなんか学ばないと。こういうときこそ考える時間なんだから、考えないといけないなという。
──具体的に、何が一番しんどかったですか?
清原 それは見事に収入が減って……プロの時代は18歳から42歳まで、
自動的に25日に何千万という給料が振り込まれてたのが、引退するとゼロになるわけで。
──さらには薬物疑惑とも流れたりで……。
清原 仕事はそういうかたちであまりいただけなくなって。朝早く起きて走ったりすると、
通勤するサラリーマンもいれば、酔っぱらって帰ってくる人もいる。そういういままで見えなかったものが
見えるようになってきて。やっと最近Suicaを持ってコンビニで買い物できるようになりました。
いままでコンビニとかあんまり行ったことなかったんですけど、この1年で行くことが増えて。
独り者になりましたし、外に出るとマスコミがいるんで、コンビニのおにぎり何百個も食いましたよ。
──まず日常生活がたいへんなわけですかね。
清原 そうですね。土日は息子の野球を見に行って、ちょっとした仕草が自分に似てたりすると
涙が出てきますしね。いまの楽しみといえば、土日に息子の少年野球を見に行くこと。
それが唯一の希望でしたね。
(一部省略、全文はソースで)
DMMニュース
http://dmm-news.com/article/918052/ http://image.dmm-news.com/media/3/b/3b21e658565a2cb9c4588a332a1162682822ad24_w=666_h=329_t=r_hs=ec1c50093ecbc47a1599271b4777712c.jpeg