アジア杯準々決勝で敗退した日本代表が「現場トップ3反省会」で再生を図る。
代表は25日、大会が行われたオーストラリアから成田空港着の航空機で帰国。
出迎えた原博実・専務理事(56)は、ハビエル・アギーレ監督(56)に、霜田正浩・技術委員長(47)を交えた総括ミーティングを提案した。
近日中に約1か月のバカンスに同監督が入る前に、サムライ・ブルーの今後の方向性を精査する。
課題は痛みが鮮明なうちにあぶりだす。代表チームを出迎えた原専務理事は、アギーレ監督と会談の約束を取り付けた。
「さっき話しました。霜田も含めていろいろと聞いてみたいことがある」。
想定外のアジア杯8強止まりに現場トップは危機感を増幅。霜田委員長も交えて今後の方向性を確認する決意を固めた。
迅速な行動には理由が2つある。1つは抽出した意見を2月上旬に予定される技術委員会で検証材料に挙げるため。
もう1つは指揮官のバカンスだ。近日中に私的な立場で離日予定。「一度日本を離れて3月に戻ってくる。
スペインとメキシコに息子がいる。それぞれでバカンスを過ごしたい」と明かした。
日本協会との契約では1月末に拘束力が消え、3月から新たに始まる。オフを満喫する前に“宿題”を終える必要がある。
メキシコ人監督のスペインリーグ時代の八百長疑惑に関し、日本協会側は24日に検察当局からの告発が受理されていないと認識。
アギーレ監督も日本到着後の会見で「正式な(告発受理の)連絡は来ていない。
すべてメディアで知ることだけだ。正式なものがない限り私から動くことはない」と強気に言葉を並べた。
告発受理が公式に確認できていない現時点では、2月の休暇中にバレンシア裁判所から出頭を要請されることはない。
疑惑が一時的に晴れたこと、8強止まりでも内容が評価されたこととで、大仁邦弥会長(70)も続投を明言した。
「大仁さんの支持には深く感謝している。日本はこれで死んだと思われてはいけない。
しっかり生きています。しっかり戦います」。指揮官はすべてを精算して長いオフを満喫する。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150125-00000261-sph-socc スポーツ報知 1月26日(月)7時4分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20150125-00000261-sph-socc.view-000 到着ロビーに大勢のファンが待つ中、帰国した吉田(左端)ら日本代表イレブン