国税庁が行った『平成25年民間給与実態統計調査』によると、民間企業で働くサラリーマンや役員、パート従業員の平成25年の平均年収は414万円。
上場企業に限ると平均年収は604万4000円(※東京商工リサーチ調べ 2014年3月期)に跳ね上がるが、それでも知れている。
ビジネスマンで「夢のある金額」を稼ごうと思えば、出世して社長になるか、起業して一山あてるか、凄腕トレーダーにでもなるか…。
ちなみに上場企業クラスの社長の平均年収は4516万円(※労務行政研究所調べ 2012年)だとか。
では、「夢のある金額」というイメージの強いプロスポーツ選手たちの年収はいかほどなのか?
主なプロスポーツの収入事情を以下にご紹介しよう。
●プロ野球
日本プロ野球選手会が発表している2014年の年俸調査結果によると、選手の平均年俸は3678万円。
1億円以上をもらっている選手は64人、500万円以下は22人だという。
プロ野球には最低年俸が決まっており、1軍の場合は1500万円、2軍は440万円が保障される。
ただし、これは支配下登録(1、2軍。1チームにつき最大70名)のみ。
育成契約選手は最低額240万円と格段に少なくなる。
ちなみに、選手全員の年俸合計が一番高いチームは読売ジャイアンツの約41億円で、
一番低い横浜DeNAベイスターズはその半分以下の約15億円(日本プロ野球選手会HPより)。
さらに、最高年俸選手は阿部慎之助(読売ジャイアンツ)の6億円、
2位は杉内俊哉(読売ジャイアンツ)の5億円といわれており、この2選手だけで横浜の年俸総額の3分の2に到達する。
●サッカー・Jリーグ
Jリーグのクラブは、プロ野球と違って年俸を公開していないため報道からの推定となるが、
2014年のJ1平均年俸は約2200万円。日本人選手に限ると約1900万円ほどだ。
Jリーグの選手契約には基本報酬と変動報酬がある。
クラブによって契約の基本内容も異なり、この額に出場給が含まれる契約と、含まれない契約が存在する。
出場給が含まれる契約は多くの場合、全試合にフル出場したら満額をもらえる。
つまり、実際にもらえる額はその半分程度になると思われる。
勝利給は別支給で、これもクラブによるが1勝につき20万〜30万円程度といわれている。
2014年、Jリーグ最高年俸選手はフォルラン(セレッソ大阪)の約3億5000万円だったが、
これは1人飛びぬけた異例の額。
2位は遠藤保仁(ガンバ大阪)、中村俊輔(横浜Fマリノス)、田中マルクス闘莉王(名古屋グランパス)などの約1億5000万円で、
全体を見渡しても億を稼ぐ選手は10人ほどしかいない。
チーム別でみると、平均年俸が一番高いのは浦和レッズの約4300万円、最低は徳島ヴォルティスで1000万円以下。
さらにJリーグには最低年俸保障などはないため、なかには300万円以下の選手も。
J2、J3になれば200万にも届かない選手もいるという。
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20150117-00000000-rnijugo-spo web R25 1月17日(土)7時1分配信