ヤンキースの松井秀喜氏(40)が27日放送のTBS系「サワコの朝」(午前7・30)に出演し、番組MCでエッセイストの阿川佐和子さん(61)と対談した。
トーク番組初出演となった松井氏は、著書「聞く力」がベストセラーとなった阿川さんの鋭い突っ込みにタジタジとなりながらも、野球観などについて語った。
松井氏が日本中に知られることになったのは、星稜時代の92年夏の甲子園の明徳義塾戦で5打席連続敬遠されたことだろう。
試合も2―3で敗れ社会問題化した。松井氏は「最初は“おっ”と思った」と語るが「作戦ですから。怒りの感じはない。
それよりもプロ生活を振り返ってプラスになった」と話した。阿川さんが「プラスに?」と驚くと「敬遠されたバッターだということを、証明しないといけない、
エネルギーになった」と松井氏ならではのプラス思考の考えを明かした。
松井氏が引退を決めたのは2012年の12月。「もうチームの力になれないかな、と思った。
衰えも多少あったが結果が出なかった。初めて“ちょっと厳しいかな”と思った」と当時の心境を明かし、それでも「選手としての未練はない。
自分の中にはヤンキースの選手になりたくて、ヤンキースの選手になって、ワールドシリーズでチャンピオンになりたくて、
ワールドシリーズでチャンピオンになって…これ以上のことはない」と語る。
今後については「今は正直言ってわからない」と言うが「ユニホームはやはり魅力的ですよね」と語り、
「解説とかには魅力を感じない。やっぱり野球はやるものだなと。
それなら、グラウンドに立っている方がいい」と将来の指導者への含みを残した。
また、2013年に誕生した長男について「一緒に散歩に行く」と語り「早くキャッチボールがしたいですね」と珍しく父の顔を見せていた。
http://www.sponichi.co.jp/baseball/news/2014/12/27/kiji/K20141227009531290.html 2014年12月27日 14:24