ハ〜イ! 日本のみなさん。
ロイター通信のニュースを見ていたら、
「2018年、韓国・平昌(ピョンチャン)冬季五輪の大会組織委員会が、
そり競技を日本で開催する可能性について、2つの国際競技連盟と協議している」という記事があった。
これには驚いたぜ。
五輪は開催国の威信をかけた国際的イベントだ。
国際社会に開催都市や開催国の素晴らしさを伝えることができる絶好のチャンスだ。その一部を他国に譲るっていうのか?
そもそも、韓国は歴史問題などで日本を激しく攻撃し、朴槿恵(パク・クネ)大統領も「1000年恨む」と公言していたじゃないか。
いろいろ調べてみたぜ。
まず、平昌については雪不足が指摘されていた。
さらに、財政難から、IOC総会で大見えを切った高速鉄道建設計画が白紙になり、競技会場の整備も遅れ、
平昌冬季五輪組織委員長が辞任するなど、開催準備がかなり遅れているようだな。
今年のソチ五輪も雪不足が深刻だったが、プーチン大統領がロシアの威信をかけて人工雪で対応した。
結果、五輪の運営費は、夏季冬季を通じて過去最高の5兆円に上ったという。
国家予算が38兆円程度の韓国に冬季五輪が開催できるのか、不安になったぜ。
そんなこともあって、リュージュやスケルトン、ボブスレー競技を、日本の長野で開催する案が浮上したようだが、
さらに驚いたことがある。韓国メディアが「そり競技を日本で開催する代わりに、2020年東京五輪の一部を韓国で行う」
なんて報じているらしいじゃないか
これには、日本の友人が「分散開催と称して、日本に開催資金の多くを肩代わりさせるつもりではないのか」
「東京五輪の目立つ競技を横取りしようと狙っているのでは」と心配していた。俺は、慰安婦問題での韓国側の対応をずっと見てきた。
その経験から日本のみなさんに言いたいのは、「ダマされるなよ」ということだ。
韓国の人々にも言いたい。平昌は、フランスのアヌシーやドイツのミュンヘンと競い合って、史上最高の得票数(63票)を
獲得して開催都市に選ばれた(フランスは7票、ドイツは23票)。それだけ、世界各国から期待されたわけだ。
幸い、平昌五輪の大会組織委員会は「(分散開催は)まったく検討しておらず、その可能性も極めて低い」と説明しているという。
韓国にはぜひ、国家の威信をかけて頑張ってもいたい。
五輪開催に名乗りを上げた以上、最後まで自国で責任を持って開催するのが、国際社会のルールだ。
韓国だけが特別扱いということがあってはならない。
親愛なるみなさんと、日本と米国に神のご加護がありますように。韓国が冬季五輪の単独開催を成功させますように。
では、また会おう! (評論家、トニー・マラーノ)
http://www.zakzak.co.jp/society/domestic/news/20141212/dms1412121140008-n1.htm