女王に陰り? 松任谷由実の“歌声の変化”にファンのため息
「年々、歌声は衰えているが、まさかここまでとは……」(観劇した音楽関係者)
驚きとともに失望が漏れ聞こえてきたのが、8日から東京・帝国劇場で上演中の音楽劇
「Yuming sings… あなたがいたから私がいた」。
シンガー・ソングライターの松任谷由実(60)が自身の楽曲と演劇を融合させた舞台である。
12年に第1弾が上演され、今回は第2弾。だが、2年前に比べ楽曲のレベルはかなり落ちてしまったようだ。
「体形など見た目はぜんぜん変わりませんが、歌声ばかりはどうにもならない。劇中では『ダンデライオン〜
遅咲きのたんぽぽ』『守ってあげたい』、カーテンコールでは『春よ、来い』など10曲以上を披露したが、
全体的に曲のキーを下げ、徐々にキーを上げる部分では声を精いっぱい張っても出ないのが痛々しいほど。
往年の歌声を期待してきたファンはがっかりするのでは」(前出の関係者)
演劇の部分は比嘉愛未、渡部豪太ら若手演技派が出演する純愛劇。公演に先立つ記者会見でユーミンは、
「今回はバスタオルが必要。大変自信を持ってます」と感動作であることをアピールし、
公演初日には全キャストとスタッフ分、約200個もの京都の料亭会席弁当を差し入れるなど、気合十分。
夫で音楽プロデューサーの松任谷正隆氏は「次があったらSFです」と次回作の構想を明かすなど
盛り上げていた。だが“ニューミュージックの女王”にも陰りが見え始めているのは間違いなさそうだ。
■口パクでなく生歌にこだわるプロ意識がゆえに
「これまで数々のCD売り上げ記録を持つユーミンですが、昨年11月に発売された最新アルバムの売り上げは
11万枚ほど。ミリオンを連発した頃の勢いはない。全盛期に比べたらかなりの収入減だけに、それを埋めるため、
今回のようなショーを今後も増やしていく方針のようです。他にはアルバムのリマスター版の発売も
続いています」(別の音楽関係者)
帝劇の公演は31日までで、チケットはS席が1万2500円、A席が9000円。
「口パクではなく、あえて生歌にこだわるのはユーミンのプロ意識であり、自分への挑戦。
声の衰えは自身が一番痛感しているはずです。昔日のユーミンを知る世代は、経年変化を含めて楽しむのも
一興です」(音楽ライター)という意見もあるが、果たして金額に見合う内容なのかどうか。
ちなみに、12月のディナーショーは国内最高価格の6万円。女王のプライド分だけ割高でなければいいが。
Yahoo!ニュース(日刊ゲンダイ 10月16日(木)10時26分配信)
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20141016-00000013-nkgendai-ent 主演の比嘉愛未とユーミン/(C)日刊ゲンダイ
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