ジュビロ磐田は26日、ペリクレス・シャムスカ監督の後任として新たに監督を務める、同クラブOBで元日本代表MF名波浩氏の就任会見を行った。
名波監督は「ジュビロは選手のことを一番理解しているクラブだと思います。(鈴木)秀人やハット(服部年宏)がいることも大きかった」と語り、
就任に際し、正式オファーから約10日間悩んだことを明かした。
シーズン途中での監督交代については「代わること自体が危機的状況なので、危機感のほうが強い。そこは選手も同じ気持でやってくれると思います」とコメントした。
名波監督はチームの現状を分析し、「負けた後のフィードバックが足りないし、直近で言うとセカンドボールが拾えていない。
サッカーは予測のスポーツなので、そういう点に着眼点がない選手が多過ぎると思っています。あとは、エースのシュート数も物足りない。
ポコポコ打てとは言わないが、もう少しチーム全体のシュート数が増えていかないと」と課題を挙げた。
今後、キャプテンマークを巻く選手を問われると、「山田大記は年長者と後輩の間で良い立ち位置にいて、リーダーシップもとれる理想的な人間だったと思う。
その彼がいない中で『リーダー不在』という言葉が出ただけで、リーダーになり得る存在はたくさんいます。スタッフと相談しながら決めていきたい」と答えた。
サポーターに向けては「これは現役のときからずっと言ってきましたが、プロなのでエンターテイメントを見せたい。選手に対して、内容も問いただしていきたい」と、
勝つことを大前提とした上で、見る人に楽しんでもらえるようなプレーを求めていきたいと語った。
SOCCER KING 9月26日(金)14時48分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140926-00236229-soccerk-socc