欧州CL1次リーグが16日に開幕し、B組ではバーゼルの日本代表FW柿谷曜一朗(24)
が敵地で行われたレアル・マドリード戦で欧州CLデビューを果たした。
昨季王者を相手に1―4の後半19分から左MFで途中出場したが、攻守に持ち味を発揮できず、
スペイン紙から厳しい評価。試合も1―5と大敗し、ホロ苦いデビューとなった。
D組ではドルトムントのMF香川真司(25)が2―0で制したアーセナル戦でベンチ入りしたが、
出場機会はなかった。
ショックが大きかったのか、試合後の柿谷は無言で取材ゾーンを通り過ぎた。日本の報道陣にも会釈しただけ。
欧州CLのデビュー戦は周囲との連係不足も明らかで攻守に持ち味を発揮できず、1―5の大敗。
あまりにホロ苦い結果となった。
出番は1―4の後半19分、左MFでプレー。直後に左サイドを駆け上がり右足でミドルシュートを狙ったが、
相手選手に当たって勢いがなくなったボールは相手GKに難なくキャッチされた。
パウロ・ソウザ監督からかけられた「爆発的なドリブル、ラストパスを出す能力、
シュート力といった特長を出してほしかった」という期待に応えられなかった。
17日付のスペイン紙マルカの評価は10点満点で5点。「決着のついているピッチに立った。
立会人として参加」と何もできなかったことを皮肉られた。
9日にアギーレジャパンで初先発したベネズエラ戦(2―2)でも相手GKと1対1の好機を外すなど
精彩を欠いただけに、浮上のきっかけをつかみたかった。次戦は10月1日、ホームにリバプールを迎える。
今度こそ「子供のころから憧れていた」という欧州CLで輝きを放てるか。
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/18/kiji/K20140918008946540.html