東京V 三浦泰年監督を電撃解任!後任にはユース冨樫監督が昇格へ
リーグ戦20位と低迷し、J3降格危機に直面しているJ2東京Vが15日、
就任2年目の三浦泰年監督(49)を電撃解任したことが分かった。
三浦監督はJ2北九州監督を2年間務めた後、現役時代を過ごした古巣の監督に2013年から就任。
近年、経営難にあえぐクラブとしては破格となる年俸2500万円の3年契約、総額7500万円で指揮を執った。
だが、成績は下降の一途をたどり、1年目の昨季をクラブ史上最低順位を大幅に更新する13位で終わると、
2年目の今季もここまで6勝9分け16敗の勝ち点27で22チーム中20位に低迷。
6日にJ3との入れ替え戦圏内の21位に沈む讃岐との直接対決に0―1で敗れて勝ち点4差に詰め寄られると、
14日の栃木戦も2―3で敗れて3連敗を喫していた。
後任には、今季途中からトップチームのコーチも兼任しているユース監督の冨樫剛一氏(43)が内部昇格して就任する見込み。
教え子であるユース出身の若手がチームの大多数を占めている上に、
11年までの2年間トップチームのヘッドコーチを務めていたこともあって、選手を熟知している。
かつてはトップチームのマネジャーやスカウトなども歴任。
裏方仕事もいとわない明るく誠実な人柄で選手からの信頼も厚く、崩壊したチームの立て直し役として“緊急登板”となる。
◆三浦 泰年(みうら・やすとし)
1965年(昭40)7月15日生まれ、静岡県出身の49歳。静岡学園高からブラジルのサントス、
読売クラブ(現東京V)を経て1992年に清水入り。V川崎(現東京V)、福岡、神戸でもプレーし、
2003年シーズン限りで現役引退した後は神戸のチーム統括本部長や静岡FC総監督などを歴任。
11年から2年間J2北九州で監督を務め、13年からJ2東京V監督に就任した。J2横浜FCの元日本代表FW三浦知良(47)は実弟。
◆冨樫 剛一(とがし・こういち)
1971年(昭46)7月15日生まれ、神奈川県出身の43歳。現役時代はDFで、読売クラブ、V川崎(ともに現東京V)、
横浜F、札幌でプレー。1997年に現役を引退した後はV川崎でトップチームマネジャー、
強化部スカウトなど務めた後で札幌でコーチを務め、東京Vに戻ってユース監督やトップチームコーチなどを歴任。
[ 2014年9月15日 15:40 ]
http://www.sponichi.co.jp/soccer/news/2014/09/15/kiji/K20140915008933980.html