FIBAバスケットボール・ワールドカップは現地30日に、スペインで開幕する。
大会を前にケガ人や選手の代表辞退に翻弄されてきた米国代表チームだが、
アンソニー・デイビス(ニューオーリンズ・ペリカンズ)は金メダル獲得を目指すと気合いを入れている。
米国代表では、クリーブランド・キャバリアーズへの移籍が完了していないとして、
大会参加を辞退したケビン・ラブに加え、代表チームの紅白戦で右脚の腓骨と脛骨を開放骨折を負ったポール・ジョージ(インディアナ・ペイサーズ)が離脱。
さらにはNBAの昨季MVPにして得点王のケビン・デュラント(オクラホマシティ・サンダー)も休養が必要として大会参加を辞退し、チームはスター選手を欠く陣容となっている。
しかしデイビスは「僕らは目標を失っていないし、その目標とは金メダルを獲得すること。
『ケビンがいなくなって、ポールもケガをした。これじゃ前途は厳しい』なんて言ってられない。誰もがそう言っているけど、それが誤りだと証明するよ」と力強い言葉を残した。
ビッグネームが複数不在になったとは言え、米国は依然として優勝候補だ。しかし、警戒しなくてはならないのは開催国スペイン。
米国は2008年五輪と2012年の五輪の決勝でスペインと対戦し、いずれも優勝を果たしている。しかしスペインも実力ではるかに上回る相手に一歩も引かない戦いを見せていた。
のスペイン代表は現在最高のコンディションにある。パウ・ガソル(シカゴ・ブルズ)とマーク・ガソル(メンフィス・グリズリーズ)の兄弟、
サージ・イバカ(オクラホマシティ・サンダー)、ホセ・カルデロン(ニューヨーク・ニックス)、リッキー・ルビオ(ミネソタ・ティンバーウルブズ)ら、
技術に長けたベテランを擁するチームのグループA勝ち上がりは確実とみられている。
グループCの米国とスペインは組み分け上、ファイナルに勝ち上がるまで顔を合わせることがない。
P.ガソルは先ごろ、『FIBA.com』公式サイト上で「大きな目標を達成するまたとないチャンスだ。ほかならぬ世界王者になるという目標のね。
ホームでそれが実現できたら最高だ。でもそのためにはトップレベルの戦いを見せ、全力を尽くしつつ、すべての瞬間を楽しむなど、
越えていかなくてはならないステップがたくさんある」と、2006年世界選手権以来のタイトルを見据えていた。(STATS-AP)
ISM 8月29日(金)17時32分配信
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140829-00000310-ism-spo