【サッカー】W杯決勝「ドイツ×アルゼンチン」の午前5:58〜6:44までの平均視聴率は26.7%、瞬間最高30.4%!関西地区は25.2%、瞬間最高29.8%!

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114名無しさん@恐縮です@転載は禁止
★なぜ一つの試合を4つに分割しているのか?

紅白歌合戦などは、視聴率を高く見せるために一つの番組を「第二部」のように
いくつにも分割して、一番視聴率の良かった部分だけを発表するという方法を
使っています。

これが近年もっとも極端だったのはプロ野球で、後述するように全く意味不明な
分割が不自然な形でなされ、侍ジャパンは「分割ジャパン」などと言われていました。
WBC、日本シリーズなどでも最大で一試合を6つの「番組」に分割するという
涙ぐましい作業が行われています。

では今回のW杯決勝が4番組に分割されているのもそのようなものだったのかというと、
今回はテレビ局、とくに朝のNHKという独特の状況から起きた珍事なのです。
115名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2014/07/16(水) 10:50:50.68 ID:dSJWLQLo0
今回のW杯決勝は、ひとつの試合を4つの番組に「分割」して発表しています。

@ 10.1%  03:50-04:45 NHK 2014FIFAワールドカップ・決勝・ドイツ×アルゼンチン(55分)
A 18.8%  05:00-05:58 NHK 2014FIFAワールドカップ・決勝・ドイツ×アルゼンチン(58分)
B 26.7%  05:58-06:44 NHK 2014FIFAワールドカップ・決勝・ドイツ×アルゼンチン(46分)
C 23.0%  06:44-07:00 NHK 2014FIFAワールドカップ・表彰式(16分)

しかしここにはまず、ゴールデンや昼間の番組にはない特殊事情が絡んでいます。

まず@とAの分割、午前5時を境として分割されていのは、テレビ局と視聴率を発表する
ビデオリサーチ社の都合によるものです。

たとえば「○日」の視聴率はいつからいつまでの時間帯の番組なのでしょう?
かつてのように午後11時台に番組を終了させていた時代ならいざ知らず、現在のような
深夜番組やニュースなど、深夜0時の日付をまたぐ番組が当たり前の時代に、0時を境に
番組調査の日付を変えることは不可能です。
(そのために番組案内に「26時」などの表記があるのは御存知のとおりです。)

現在、視聴率調査の番組の日付はほとんどの局が朝のニュースなどをスタートさせる
午前5時を境にしています。ですからごくたまに午前5時をまたいで続く番組は、そこで
強制的に二つの番組として前半と後半の視聴率を別に算出されます。

今回地球の真裏で行われた決勝戦は、日本時間午前4時にスタートして、前半終了後の
ハーフタイム中にこの「視聴率上の日付変更時間」を越えました。
NHKもそれを分かっているため、ハーフタイム時の5時前にはニュースを入れ、「別番組」
になるのがわかりやすくなるよう、あらかじめ番組の「切れ目」を入れていました。
116名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2014/07/16(水) 10:51:30.83 ID:dSJWLQLo0
次に午前6時直前の、AとBの分割です。
ちょうど延長戦に突入する時間帯です。なぜこれ以降が別番組扱いになったのか。

端的にいえば本戦までの午前5時58分で「放送時間が終了してしまった」からです。

サッカーは野球などと異なり、試合時間がある程度決まっているスポーツです。
NHKも午前6時には試合自体は終わるものと考えていたのか、午前5時58分から
スタートする看板番組の「おはよう日本」を優先したプログラムを組んでいました。
後で述べるような事情もあって、試合後に行われる表彰式はEテレ送りにする予定で
あったようです。

ところが延長戦に突入してしまった。
センセーションを巻き起こした準決勝のドイツ−ブラジル戦を、台風情報を優先すると
いう理由で土壇場でNHK総合(チャンネル1)からEテレ(チャンネル2)に切り替えたのが
タイマー録画していた人たちなどから不興を買ったばかりのNHK。ここは世界一を決める
決勝はそのまま延長して放送したものの、番組編成上は試合は終了していしまっています。
延長に入る段階で「臨時編成の特別番組がスタートした」という扱いになったのです。
結果としてこれが高視聴率を産むことになったわけですが。
117名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2014/07/16(水) 10:52:28.29 ID:dSJWLQLo0
最後に午前7時直前の、AとBの分割です。

ライブを見ていた人ならばおわかりでしょう。
ここでNHKの中継は、NHK総合(チャンネル1)での放送を強制的に打ち切って、
Eテレ(チャンネル2)に切り替えたのです。
総合では7時から、看板番組の「おはよう日本」がスタートしました。

これはNHKだけの問題ではありません。
FIFAが「試合と表彰式は別番組扱いとすること」という要請をしている、という
事情もあります。しかしふだんひとケタ前半が当たり前のEテレで、結果として
とんでもない高視聴率を叩き出すことにつながりました。

まとめるとこのような形になります

@ 10.1% 03:50-04:45 NHK (55分) ※ TV視聴率は午前5時の段階で日付が切り替わる。
A 18.8% 05:00-05:58 NHK (58分) ※ 後半終了。当初の放送予定時間終了。
B 26.7% 05:58-06:44 NHK (46分) ※ 当初予定になかった延長戦に入り別番組に切り替え。
C 23.0% 06:44-07:00 NHK (16分) ※ 表彰式はFIFAの規定で別番組にしなければならない。

視聴率日付の変わる5時をまたぐ試合時間、表彰式を別番組扱いしなければならない決勝、
その別番組扱いする予定までまたいでしまった延長突入という偶然の積み重ねが生んだ
三度の分割だったわけです。
118名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2014/07/16(水) 10:53:49.08 ID:dSJWLQLo0
これに対し、近年話題になっていたプロ野球の分割は事情が異なります。
もともとスポンサーが頻繁に切り替わる民放の中継でも、後番組を強制的に押し出して
「一つの番組」扱いしていたプロ野球で、突然番組をいくつにも分割するようになったのは
高視聴率が期待された第二回WBCの時からです。

とくに最高視聴率をあげた韓国戦と、同じ韓国との戦いとなった決勝では、最も高視聴率が
見込める試合終了直後に突然「別番組」扱いにし、勝敗決定直後のわずかな時間、実際には
6分間を「ひとつの番組」として、見た目だけの高視聴率を作ろうとしました。
公式発表における「第二回WBCの最高視聴率」もこのたった6分間の数字です。

  10.7% 3月18日 韓国×日本 TBS 15:35〜   19分間

  19.7% 3月19日 キューバ×日本 TBS 15:37〜 17分間

★ 40.2% 3月20日 韓国×日本 TBS 13:54〜   6分間  

  37.6% 3月24日 韓国×日本 TBS 14:48〜   6分間

そのため「○時48分」とか「○時37分」とか、無理のある時間で番組を分割しているのが
分かります。日本が優勝した決勝でも同じような「6分間の別番組」を作りましたが、
狙っていたであろう最高視聴率の更新は成りませんでした。
ちなみにこの試合は、1試合を6つの「番組」に分割しています。
119名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2014/07/16(水) 10:54:36.27 ID:YVIxwDJb0
関西も高いな
阪神戦なんて最近は空いてるからな
阪神電車乗ってると当日券があるとか延々言ってる
120名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2014/07/16(水) 10:55:02.65 ID:dSJWLQLo0
以後プロ野球の大一番ではこの方法が多用されるようになりました。
しかも試合終了直後ばかりでなく、試合中の実に不自然な時間での分割が目立ち、
最も良い数字を出すためにビデオリサーチ社が放映終了後に、計算しての分割を
あとづけで行って、見た目の高視聴率を作っているのではないかと言われました。
WBCを控えた一昨年の侍ジャパンの試合の際にそれが話題になり、「分割ジャパン」
はネットでの話題の言葉として妙な人気を獲得したほどです。


 ■2012年 イヤー・オブ・ザ・ワード
 http://ameblo.jp/maruko1192/entry-11441093942.html
 
 2012年のイヤー・オブ・ザ・ワードに輝いたのは『分割ジャパン』でした。
 今年はWBCイヤーなので、さらなる斬新な分割が登場するか楽しみですね!

 ●1位 「分割ジャパン」

 11月16日・18日に「侍ジャパン」のキューバ戦が行われ地上波中継されたが、
 低視聴率を回避するために不自然なタイミングで番組時間帯の分割が行われた。
 16日のTBSの中継では19時48分までが10.7%、それ以降は15.2%だった(全体の
 平均は13.5%)のだが、「野球でも日本代表なら15%の高視聴率!」と一部を
 切り取った都合のいい報道がみられ、そのために不自然な分割をしたのだろうと
 話題になった。 その後視スレでは19時48分になると「ここで分割」「ここから
 第二部」などのレスが多発するようになった。


昨年のWBC、昨年の日本シリーズでも最高視聴率として報道された数字はみな、
この「分割」された試合の「一部の時間」の視聴率です。
121名無しさん@恐縮です@転載は禁止:2014/07/16(水) 10:55:38.04 ID:dSJWLQLo0
ちなみに21世紀の全テレビ番組最高視聴率66.1%を誇る2002年6月9日のW杯
日本−ロシア戦は、実に3時間にわたる番組全体の平均視聴率で、試合前の
煽りから試合後のインタビューまで全ての時間の平均です。
「分割」していれば、80パーセントを超えていたろうと言われています。

長々失礼いたしました。