解散まで残り1週間となったBiS。
ライブパフォーマンスに定評があると言われてきた彼女たちのラスト・ツアーが、6月30日、札幌BESSIE HALLで幕を閉じた。
SEがながれ、BiSが登場。会場の階段を降りてステージに登壇。1曲目は「nerve」。すでに開演前からテンションが狂気に満ちていた研究員(ファン)のボルテージはいきなり最高潮に。
サビ部分ではフリコピ企画も行っていることもあってか、会場には異様な一体感が生まれる。
序盤から過去の楽曲を並べ、あたかもBiSの歴史を振り返るようなセットリスト。会場のボルテージは下がることなく終盤へ。
本編最後の楽曲「レリビ」では当たり前のようにカミヤサキ、ファーストサマーウイカ、コショージメグミが客席へダイブ。
研究員(ファン)にもみくちゃにされながらも、リフトをされ会場を盛り上げ、惜しまれる歓声と共に、退場した。
アンコールでは「STUPiG」でたたみかける。「Fly」でダイバーが乱発しアンコール終了。
そしてWアンコールでラスト・ツアー最後の曲「FiNAL DANCE」を披露。曲が始まると同時に、研究員(ファン)が用意した大小色とりどりの約100個が風船が、会場を埋め尽くす。
研究員(ファン)は最後の時間を惜しむかのようにシャボン玉を飛ばしたり、笑顔を見せながら泣いたりと高揚感、多幸感が溢れていた。
BiSはそれに答えるように全力でパフォーマンスをしていた。
最後のサビ部分ではライブ・スタッフにより、ステージの後ろでBiSと研究員(ファン)に対してのメッセージがかかれたフラッグが広げられるというサプライズが起こる。ついにリーダー、プー・ルイの目にも涙が溢れた。
狂気なのか、多幸感なのか、なんなのかわからない様々な感情が入り交じり、ライブは終了。最後に研究員(ファン)からの花束をBiSメンバーが受け取り、賞賛のエールを受け退場した。
解散まで1週間を切ったBiS。解散ライブのチケットは9000枚近く残っているとのこと。7月2日に街宣車で都内を回り、16:00から新宿ステーションスクエアでフリー・ライブを行う。
最後の最後まで、体力の限り動き続ける彼女たち。BiSが見せてくれる最後のライブはどんなものなのか? 横浜アリーナで自分の目で確かめたほうが良いだろう。
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