【サッカー】イタリアメディアが見た日本「一対一で仕掛けない」「シュートで限界を晒した」「本田は勇気を持って食らい付いていた」

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 本田圭佑と長友佑都がプレーし、アルベルト・ザッケローニ監督が生まれた国、イタリアのメディアが日本対コロンビアを分析。
過去2戦同様、厳しい評価が並んだ。

■「低評価を免れる事が出来る数少ない選手は本田」

写真=本田圭佑
http://s3.footballchannel.jp/wordpress/assets/2014/06/20140626_honda_getty.jpg

 「印象は、ギリシャ戦の時と全く同じに見える。つまり日本の選手のパス回しは2タッチで時間が掛かってしまうし、誰も裏へ走ろうとも
しないから、コロンビアのDFは簡単に戻れてラインを整えることが出来てしまうのだ。しかも一対一で仕掛けようとしないものだから、
なおさら相手は崩れない」

 衛星放送SKYで日本vsコロンビア戦の解説を務めていたダリオ・マルコリン氏は、コートジボアール戦、ギリシャ戦と同様の技術・
戦術批判を展開していた。パスサッカーを標榜しながら、縦への早い意識がないので相手の守備組織を崩せない図式は全く一緒。
支配率などのスタッツではコロンビアを凌駕していたという日本だが、肝心な部分の様子は変わっていなかったということが分かる。

 そんな試合は、攻撃に人数を掛けるも敵を崩しきれない日本に対し、コロンビアが効率よくカウンターを繰り出して勝利した。そして
その翌日、ガゼッタ・デッロ・スポルトは「ザッケローニも敗退」と、同じくグループリーグ敗退が決まった母国の代表になぞらえて報道。
マッチレポートの欄では以下のように総括されていた。

 「ザックのチームは前半、岡崎のヘディングシュートによる素晴らしいゴールで同点に追いついた。だが最後には崩壊。その中で
低評価を免れる事が出来る数少ない選手は本田であり、彼は勇気を持ってあらゆるボールに食らい付いていた。

 ミランのトレクアルティスタは、ザッケローニを助けようと最後まで頑張っていた選手の一人。だが十分ではなかった。ザッケローニと
選手たちにとって、後悔はギリシャが2位通過を決めたことだろう。彼らにとっては、決して攻略不可能な相手ではなかったはずだ」

■本田、岡崎への採点は高め

 コリエレ・デッラ・セーラでは、マッチレポートの中で敗退の理由にはっきりと言及。「日本は枠にシュートをしない。彼らは少ない
グループリーグ突破の可能性にかけて頑張っていたが、ただ枠を狙ってシュートを狙う時に、全ての限界を晒した」。

 その一方でコロンビアについては、「4得点は(内容を考えれば)多すぎだった印象もあるが、彼らの攻撃陣が絶好調を維持している
ことの証明に他ならない。彼らはどんなDFをも脅かす選手を5、6人抱えている。これでファルカオが不在ということを考えればなお
驚くべきことだ」と、点の取れない日本と対比をしていた。

 なお、各紙による出場選手の採点は以下の通り。

【ガゼッタ・デッロ・スポルト】
川島6、内田5.5、吉田5.5、今野5、長友6、青山5.5、山口6、長谷部6、岡崎6.5、柿谷6、本田7、香川6(清武採点なし)、大久保5、
ザッケローニ5.5

【コリエレ・デッロ・スポルト】
川島5、内田5、吉田4.5、今野4.5、長友5、青山5(山口5)、長谷部5.5,岡崎6、本田5、香川5(清武評点なし)、大久保6、ザッケローニ4.5

【コリエレ・デッラ・セーラ】
川島5、内田5、吉田5、今野5、長友5、青山5、長谷部5、岡崎6、本田6.5、香川6、大久保5
(交代選手についてはなぜか言及なし)

ソース(フットボールチャンネル) http://www.footballchannel.jp/2014/06/26/post45324/