【五輪】五輪消滅危機!?5兆円以上の費用がかかったソチ五輪影響で冬季立候補地が続々辞退…夏季にも影響か

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五輪消滅危機!?冬季立候補地が続々辞退…夏季にも影響か

国際オリンピック委員会(IOC)が冬季五輪を「存亡の危機を迎えている」と判断。来月7日の理事会で善後策を協議することになった。

18年大会は平昌(ピョンチャン)(韓国)で開催されるが、22年大会に名乗りを上げていたミュンヘン(ドイツ)
サンモリッツ(スイス)ストックホルム(スウェーデン)の各都市が民意や財政難を理由に続々と辞退。
前週にはクラクフ(ポーランド)も招致を断念、AP通信の取材に答えたIOCのハイベリ委員は
「過去に経験したことがない緊急事態だ」と困惑を隠せなかった。

残っているのは4都市だが、オスロ(ノルウェー)も市民の60%が招致に否定的。
リビウ(ウクライナ)は国の政情不安で五輪開催は不可能と見られている。
このままいけば史上初の夏冬両五輪の開催を狙う北京(中国)とアルマトイ(カザフスタン)の争いになるが、
両国には人権問題が山積み状態でIOCにとっては最大のネックになっている。

5兆円以上の費用がかかったソチ五輪(ロシア)の影響で欧州の各都市は肥大化する五輪の開催に及び腰。
それは東京大会の後の24年夏季五輪も同じで、このまま行くと平昌と東京を最後に、五輪が消滅する事態に発展する恐れも出てきた。

▽22年冬季五輪・開催地決定へのプロセス 15年7月31日にマレーシアのクアラルンプールで行われるIOC総会で決定。
来月の理事会(スイス・ローザンヌ)で最終候補都市を絞り込むことになっている。24年夏季五輪の決定は17年。

[ 2014年6月2日 05:30 ]

http://www.sponichi.co.jp/sports/news/2014/06/02/kiji/K20140602008281950.html