<自転車:ジロ・デ・イタリア> ◇第21ステージ◇172キロ◇1日◇ジェモーナ・デル・フリウリ〜トリエステ
昨年のツール・ド・フランス総合2位のナイロ・キンタナ(24、コロンビア=モビスター)が、初のグランツアー
総合優勝を果たした。
上りのスペシャリストのキンタナは、2分40秒遅れの総合5位で迎えた悪天候の上級山岳の第16ステージを
制し、リゴベルト・ウラン(コロンビア=オメガファルマ・クイックステップ)からマリア・ローザを奪いとると、
山岳個人タイムトライアルの第19ステージも圧倒的な強さを見せつけて総合2位ウランを突き放し、
3分7秒差で迎えた最終第21ステージも安全にトップから9秒遅れのメーン集団の82位でゴールし、
コロンビアに初のジロ・デ・イタリア優勝をもたらした。
キンタナは表彰台でコロンビア国旗に「Gracias muchachos」と書かれているのを見て「感動的だ。
今日ここにこんなにコロンビア人が来るなんて思っていなかった。やっとこれでジロを勝ったといえる。
チームメートとここでサポートしてくれた家族に感謝したい」と喜びを語った。
総合2位にはやはりコロンビア人のウラン、同3位には23歳のファビオ・アール(イタリア=アスタナ)が入った。
また、山岳賞にもコロンビア人のジュリアン・アレドンド(トレックファクトリー)が輝き、今年のジロはコロンビア
旋風が吹き荒れた。スプリント賞はナセル・ブアニ(フランス=FDJ.fr)、新人賞はキンタナ。
ステージは集団スプリントをルカ・メゲッツ(スロベニア=ジャイアント・シマノ)が制した。2位にジャコモ・
ニッツォーロ(イタリア=トレックファクトリー)、3位にタイラー・ファラー(米国=ガーミン・シャープ)が入った。
日本の別府史之(トレックファクトリー)、新城幸也(ヨーロッパカー)はともに9秒遅れのメーン集団でゴールし、
完走を果たした。総合は別府が2時間58分7秒遅れの82位、新城が4時間5分1秒遅れの127位だった。
ソース/ニッカンスポーツ
http://www.nikkansports.com/sports/cycling/news/f-sp-tp6-20140602-1311077.html