26日に行われた全仏オープンで世界ランク59位の格下相手にまさかの1回戦負けを喫した錦織圭(24)。
今月12日に日本人初となる世界ランクトップ10入り(9位)を成し遂げた直後の敗戦に、本人も悔しい思いをしているはず。
その一方でファンの間で話題になっているのが錦織の「年収」だ。ある広告代理店関係者が言う。
「プロスポーツで一番稼げるのはメジャーリーガーやサッカー選手と思われがちですが、実は世界的に見ると、テニスのトッププロも凄い。
男子世界ランク1位のナダル(27=スペイン)は、年収ベースで30億円以上を稼いでいる。競技の獲得賞金が高いうえに、スポンサー料、イベント出演料が高額だからです」
先月末に発表されたテニスの4大大会のひとつであるウィンブルドンの大会賞金総額は約43億円。
優勝賞金は約3億円で、1回戦負けした選手ですら約450万円を獲得できることも公になった。ならば、現在世界ランク10位の錦織はいくら稼いでいるのか。
■今後も増えそうなスポンサー
4月に行われたバルセロナ・オープンを含め、今季すでに2勝。この優勝賞金や全豪オープン16強入りなどの実績を踏まえると、わずか半年足らずの獲得賞金が約1億6000万円。そこに、莫大なスポンサー料が加わる。
「錦織は現所属の日清食品を含め、ユニクロなど計6社以上とスポンサー契約を結んでいる。契約金は各社で異なりますが、このスポンサー料だけで10億円は下らない。
その収入に加え、オフのイベント、テレビ出演料などを加味すれば年間20億円近く稼いでいるはずです。しかも、今でも錦織をCMに起用したい企業が絶えません」(前出の関係者)
日本人プロスポーツ選手の高額所得者といえば、年俸22億円の田中(ヤンキース)や、約10億円のダルビッシュ(レンジャーズ)らが有名だ。そんな連中の年収と肩を並べるどころか上回る可能性すらある。
テニスだって稼げる商売なのだ。
http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/sports/150562