今春のラグビー日本代表メンバーに選ばれていたマイケル・ブロードハースト(27)=リコー=が
代表を辞退していたことが7日、分かった。第2子の誕生を控えていることもあり、「家族のそばに
いたい」という。確固たる価値観に基づく決断だった。
ニュージーランド出身のブロードハーストは2009年から日本でプレー。12年に代表デビューし
FWとして活躍。23−8で大金星を挙げた昨年6月のウェールズ戦ではトライも挙げた。
W杯が来年に迫り、夢の舞台に出場できるチャンスが目の前にあるが、代表選手は春や秋に
強化合宿や遠征があり、妻や2歳の長男と一緒に過ごせる時間が減るのは避けられない。
「家族との時間があまりになかった。1、2年なら問題ないが、それが3年、4年、5年連続になると、
長い」と語る。
11月には妻が第2子を出産予定だが、異国の地に頼れる親族はいない。「中途半端に参加するのは
良くない。家族のことを気にかけていると、グラウンドに集中できない」。今春はリコーでの活動に専念し、
家族のそばにいる決断をした。
「日本代表でプレーすることも好きだし、今後一切代表でプレーしないというわけではない」と説明する。
日本代表の首脳陣とは連絡を取り合い、ともに望む状況になれば、代表復帰の可能性もあるという。
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20140507-00000557-san-spo