初白星遠く0−4
サッカーJ1・徳島ヴォルティスは6日、鳴門市のホーム・ポカリスエット
スタジアムで川崎フロンターレと対戦。全く流れをつかめないまま、0−4で完敗した。
開幕からの連敗は6となり、初勝利を願ったサポーターの期待には応えられなかった。
次節は12日、神戸市のノエビアスタジアム神戸でヴィッセル神戸と対戦する。
徳島は失点を避けようと守備陣の数を増やして臨んだが、8分、左サイドを崩され、
クロスボールからオウンゴールで早々と失点。その3分後には豪快なロングシュートを
決められた。その後も相手のパス回しに翻弄され、防戦に追われる展開となった。
後半も好機を作れず、60分、77分に失点。攻撃陣はFW高崎らが果敢に裏に
飛び出そうとするもボールが出ず、シュートは終了間際にFWドウグラスが放った
1本に封じられた。
小林伸二監督は「厳しいゲームが続いているが、守りを固める試みがうまく
いきそうな場面もあった。それだけに立ち上がりの失点が残念」と振り返った。
スタジアムには徳島の初勝利を願うファンら8467人が詰めかけた。しかし、
川崎に攻め込まれる場面が目立ち、前半終了時にはスタンドから「やる気出せ」
という声と共にブーイングも起こった。試合終了後、あいさつをする選手に、
スタンドからは「もうJ2は嫌だ!頑張ってくれ」と叱咤しった激励の声が飛んだ。
徳島市中前川町の会社員漆原崇之さん(28)は「一言で言えばひどい試合。
もっと攻める姿勢を見たいし、守備陣も奮起してほしい」と残念そうに話し、
同市川内町の会社員神下理沙さん(35)は「ミスが多く、パスも回らず、
相手との実力差は明らかだった。でも次こそ勝ってくれるよう信じたい」と願っていた。
MF小島秀仁「立ち上がりの失点は集中力不足が原因。後半も1点取れれば
流れを引き寄せられたのに追加点を与えてしまった」
MF大崎淳矢「相手への対応が後手に回り、主導権を握れていない。
失点を防ぐことが次節以降の課題」
http://www.yomiuri.co.jp/local/tokushima/news/20140406-OYTNT50209.html 後半、果敢にゴールに迫る徳島・ドウグラス
http://www.yomiuri.co.jp/photo/20140406/20140406-OYTNI50053-L.jpg