協賛会社のプロ野球離れ 「パ高セ低」の実力格差も要因 2014.03.19
セ・パ交流戦の優勝賞金大減額に続き、今度は
ゴールデン・ルーキー賞が消滅。協賛会社の
プロ野球離れとも思える現象が起こっている。
17日、都内のプロ野球機構(NPB)事務局でマツダが
7年連続で今年もオールスターの特別協賛社になることが
発表された。だが同所で行われたセ、パ両リーグ理事会で、
佐川急便が協賛社になっていたゴールデン・ルーキー賞が
なくなることが明らかになった。
同賞は記者投票で選出されるセ、パの最優秀新人(新人王)が
受賞対象者。毎年、12月初旬に東京・帝国ホテルで
開かれる表彰式で、ブロンズ像が贈られるほか、表彰選手の
アマ時代の恩師、家族なども出席してパーティーも開かれる。
最近のプロ野球の表彰式は経費削減のため昼や夕方に
行われ、夜のパーティーを開催するケースはほとんどない。
そんな中で、同賞は珍しく本格的な表彰式として
球界関係者の間では知られていた。が、佐川急便が
スポンサーを降板することで消滅することになった。
最優秀新人(新人王)の表彰があるので、それ自体は
大きなダメージがあるわけではない。しかし日本生命が
冠スポンサーになっているセ・パ交流戦の賞金が、
昨年までの5000万円から3000万円へと大減額され、
それに続く同賞の消滅とくれば、軽視はできないだろう。
今年で10年目を迎えるセ・パ交流戦は過去9年間、
パが8度優勝(ソフトバンク4回、ロッテ2回、日本ハム、オリックス1回)。
セは一昨年の巨人の1度だけ。そんな極端な「パ高セ低」の実力格差
が優勝賞金2000万円の大幅ダウンの一因とも考えられる。
(
>>2-5辺りに続く)
ZAKZAK
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/news/20140318/bbl1403181758007-n1.htm 画像:今季からゴールデン・ルーキー賞が消滅
http://www.zakzak.co.jp/sports/baseball/images/20140318/bbl1403181758007-p1.jpg