「両耳の聞こえない作曲家」として知られていた佐村河内守さん(50)の楽曲が
別人の作品だった問題で、佐村河内さんが12日未明、直筆の文書で「3年くらい前
から言葉が聞き取れる時もあるまで回復していました」と明らかにした。
文書では、取得していた聴覚障害2級の身体障害者手帳について「専門家の
検査を受けていい」とし、2級でないと判定されれば手帳は返納するとの意思を示した。
また「本当に多くの人たちを裏切り、傷つけてしまったことを、心から深く
おわびします」と謝罪した。
佐村河内さんは自伝で「35歳のとき、私は全聾になった」とし、2002年に
手帳の交付を受けたことを明らかにしている。メディアの取材の際などは
手話通訳者が同席していた。
佐村河内さんの聴覚をめぐっては、楽曲を18年前から代作していた
作曲家の新垣隆さん(43)が6日の記者会見で「初めて会った時から
耳が聞こえないと感じたことはない」と証言した。
http://hochi.yomiuri.co.jp/entertainment/news/20140212-OHT1T00037.htm