“ハンカチ王子”と騒がれたのも今は昔。日本ハムの斎藤佑樹投手(25)の影がすっかり薄くなっている。
「昨年はケガをしたこともあり、0勝1敗という後がない数字でした。
メディアへの露出も減り、人気もがた落ち。かつて『こんな息子が欲しい』と
斎藤を追い掛けていたご婦人たちに聞くと、今はジャニーズの嵐のファンだとか(笑)」(スポーツ紙デスク)
背水の陣を敷く今季、斎藤は13日に早稲田大の“ドラ一トリオ”
西武・大石達也、広島・福井優也両投手と合同自主トレを行った。
だが、ここでも味噌をつけてしまった。
「自主トレの場所について、報道では『横浜市内のグラウンド』となっていましたが、
実はライバルの慶応大学のグラウンドでした。一緒に自主トレしていたのは3人だけではなく
西武時代に大石を可愛がっていた長田秀一郎投手(現・DeNA)に加え、
某女子プロゴルファーがいたのですが、“女人禁制”の早大野球部のグラウンドを
使うことができなかったそうです。それで、長田の母校・慶応で、となったわけですが、
斎藤たちがばつが悪かったからか『慶応とは書かないでくれ』ということになったようです」(アマ野球関係者)
そんな斎藤は今シーズン、完全復活を遂げることはできるのだろうか。
スポーツ紙記者はこう解説する。
「栗山英樹監督はやはり昨年話題になった大谷翔平選手に最も力を入れています。
『二刀流プラン・2014年バージョン』と称して、キャンプで最初の紅白戦(2月8日)に登板させ、
そこから先発ローテーションを意識して中6日で15日に投げさせると発表しています。
実は、斎藤も大谷と同じ8日に投げさせ、やはり中6日で投げさせるとも語っているのです」
両者が同じ試合で投げる。これは何を意味しているのか。
「大谷にとっては先発ローテーション入りが前提の話ですが、
斎藤の場合は栗山監督がシーズン中の中継ぎでの起用も示唆していますし、立場がまったく違います。
完全に斎藤は大谷の“かませ犬”扱いです。かつての斎藤なら自分流の調整をするため、
断っていたはずです。だけど今の彼は、それに耐えなければいけない状況なのです」(同前)
“茨の道”は続きそうだ。
ソース:週刊文春(1月23日(木)18時1分)
http://zasshi.news.yahoo.co.jp/article?a=20140123-00003580-sbunshun-spo