【福井】サッカー人気拡大 県内スポ少13年度団員数 2014年1月17日
県内スポーツ少年団の二〇一三年度の団員数が発表された。
昨年、わずかに軟式(学童)野球を上回り、初めてトップに立ったサッカーが
さらに団員数を伸ばした。日本人サッカー選手の海外での活躍で、
県内でも子どもたちの間でサッカー人気が拡大していることをうかがえる。
国内二大人気競技のサッカーと野球。県内でもスポーツ少年団の
団員数が二千人を超えるのは、この二競技のみだ。十二年前には
軟式野球がサッカーを八百人以上も上回っていたが、一二年度に
十八人差で首位が交代。一三年度は百十九人にまで差が広がった。
スポ少の総団員数は昨年より百九十九人減少。少子化の影響とみられる。
各競技が団員数を減らす中で、サッカーが増えている理由を、
県サッカー協会第四種(少年)委員長の西出勲(いさお)さん(54)は
「七年前から協会が幼稚園と保育園で実施している巡回指導の効果」
と分析。小学校入学後の子どもたちがスポーツを選ぶ際、
影響を与えているのではないかと推測する。
一方、人気競技の双璧の軟式野球は、二〇一〇年から三年連続で
年間百人近く団員数を減らしている。県軟式野球連盟学童担当事務局長
の野阪秀雄さん(65)は「少子化の影響をもろに受けている。
選手九人がそろわず、休部や合併するチームも多い」と頭を悩ませる。
サッカーでは園児に対する普及活動が奏功したが、野球はその点でジレンマを抱えている。
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>>2に続く)
中日新聞
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20140117/CK2014011702000018.html 画像:競技別のスポーツ少年団数と団員数
http://www.chunichi.co.jp/article/fukui/20140117/images/PK2014011602100160_size0.jpg (※抜粋)
競技名 団数 団員数
軟式野球 121(±0) 2230(−81)※2位
サッカー *57(+1) 2349(+20)※1位
※( )内は前年比の増減