仮面ライダーシリーズの最新映画「平成ライダーVS昭和ライダー 仮面ライダー大戦 feat.スーパー戦隊」
(3月29日公開)で、俳優の藤岡弘、(67)が、38年ぶりに仮面ライダー1号・本郷猛役で出演
することが16日、分かった。このほど撮影に参加した藤岡は1976年以来の変身シーンにも挑戦。
「私自身の人生とオーバーラップし、昔より満足感ある変身ができた」と感激していた。
その瞬間、藤岡弘、の体に本郷猛が降臨した。右手を斜め上に突き上げ、力強い声で「へーんしん!」
とうなった。昭和の子供たちが憧れた変身ポーズだ。「自分の歴史がよみがえり、血が騒いだ。
不思議なもので体は覚えていたんですね。演じるというより、本郷はそのままの自分。
何とも言えない感動がありました」。藤岡自身も言いしれぬ興奮に心を震わせた。
テレビシリーズの第1弾「仮面ライダー」(71〜73年)に主演した藤岡が本郷を演じるのは
76年1月3日に放送された特別番組「全員集合! 7人の仮面ライダー!!」以来約38年ぶり。
今回の映画は、昭和ライダー15人と平成ライダー15人が対決する歴史的な作品となることから、
「今も世界のどこかで戦い続ける」という本郷をスクリーンに呼び戻すことになった。
ボランティアなどで世界160か国を訪れた藤岡は「外国でも“マスクドライダー”と言えば羨望の
まなざしで見られる。勇気と正義の心を持つライダーはすごく重い使命を背負っている。
もう1回再現するのに、がっかりさせてはいけないと思った」。現在も武道で体を鍛えているだけに
アクションにも不安はなく、ライダーの愛車のバイク「サイクロン」も乗りこなした。
厳しい寒さも吹き飛ばす熱演を見せ「昔の本郷と違った存在感を見せられた」と振り返った。
初代クウガから平成シリーズの製作を担ってきた東映の白倉伸一郎取締役企画製作部長は
「最新の仮面ライダーは毎年塗り替えられても、本家本元は永遠に藤岡さん。しかも40年以上の時を
経てますますパワフル。そのお姿こそ、仮面ライダーの歴史そのものです」と賛辞を贈った。
Yahoo!ニュース(スポーツ報知)
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