巨人OBで元ヤンキースの松井秀喜氏(39)が7日、故郷の石川・能美市の
根上総合文化会館で行われた市民栄誉賞の表彰式に出席した。同賞を贈られ、
市の名誉観光大使に任命された。
トークショー中の質問タイムでは、地元ファンから将来の「巨人・松井監督」を
期待された。「僕の意思だけでは。(球団と)気持ちが一致して初めて成立すること。
現時点では分からない」と慎重な姿勢を崩さなかったが、今度は司会者から
「監督になりそうですね。拒否の顔ではない」と“ジャブ”が飛んだ。「情熱を100%
向けていかないと、本当にいいことはできない。将来のことは分かりませんけどね。
(今後の進路を)楽しみにしていてください」。監督就任を推す声に苦笑いだったものの、
会場の約700人から温かい拍手を送られた。
締めくくりに「野球に携わっていくと思うので、その時は頑張っていく姿を見せていけたら」と
語った松井氏。地元の声は、いつか現場復帰への力となるはずだ。
http://hochi.yomiuri.co.jp/giants/news/20140107-OHT1T00213.htm 贈呈された輪島塗のバットを持ち、ポーズをとる松井秀喜氏(右から山下智茂星稜高校野球部名誉監督、父・昌雄さん)
http://hochi.yomiuri.co.jp/photo/20140107-979162-1-L.jpg